タイトル 「天使の羽」 378 | 可愛い君に愛を囁きたい

「ねえ、君さ。


 昔、


 スケート習ってなかった」



 翔太は鈴音に聞いた。




 翔太は長い間


 そのことが


 聞きたくて


 仕方なかった。



 なぜか避けられている気がして、


 切り出せなかったことだ。