タイトル 「天使の羽」 1078 | 可愛い君に愛を囁きたい


「ハート型に見えなかった?」


 みさきは思わずるいに聞いた。


「見えた、見えた」


 るいも驚いた表情。


「演出じゃないよね


「見えたのって、


 私たちだけかもしれない」


 それはきっと恋する二人にしか見えない幻。


 それは天使が魔法をかけたのかもしれない。


 そしてるいとみさきは手をつないだ。


 ねえ、もし天使が見えたなら、


 きっと私の胸に矢が刺さってるかもしれない。


 だって、こんなに胸がドキドキするから。


 ふっとリンクの目の前に天使が見えた。


 それは父親の拓海と一緒に


 リンクを見つめてる沙希だった。


 沙希はみさきに手を振った。




みぃたんと忍者たなかーズ