タイトル 「天使の羽」 664 | 可愛い君に愛を囁きたい


 畠山は鈴音を呼びつけた。


「緊張してる?」


 鈴音はうなづいた。



「あのマスコミは


 別にあなたに


 注目なんかしてないんだからね。


 みんな梅原君、目当て。


 鈴音が緊張して


 どうするの?」



 緊張してるのは、


 マスコミのせいだけじゃない。



 翔太が見てるのだ。


 緊張しないはずがない。