タイトル「森ガールと盛りあガール」 127 | 可愛い君に愛を囁きたい

「大体気に入らないんだよな、お前は私のもんになってるはずなのに、そんなヒラヒラのかっこうした女とイチャついてるのがさ」

「モトカノ?」

バリバリのヤンキーじゃん。

何何、ヤンキーが苦手だったんじゃあ……。

「モトカノなもんか」

「ああ、そうだった、お前のモトカノのラムもいないしな」

ラムって、モトカノか。

きっと私の前にいろんなデートコースを歩いた相手だ。

横浜デートも湘南平もきっとそのラムとかいう女と歩いたに違いない。

ラムなんて、漫画みたいな名前して、可愛い女子に違いない。

「ラムだっちゃ」と、うる星やつらのコスプレをし、だっちゃを連発してる森ガール姿を連想するだけで、桃花のイライラは募っていった。

爆発寸前だ。