タイトル 「天使の羽」 849 | 可愛い君に愛を囁きたい

「オリンピック、出たくなかったんですか?」


「オリンピック?


 誰が出るんですか?」


 鈴音はポカーンとしていた。


 記者たちは鈴音と少し温度差を感じていた。





「4回転ジャンプは、また跳ぶんですか?」


「こんな奇跡が体験できるなら、


 何度でも4回転ジャンプを跳びます」


 それはオリンピックのためでなく、


 大会で勝つためでもなく、


 それが自分ができて、


 自分を感じられる場所だからかもしれない。




みぃたんと忍者たなかーズ