タイトル 「天使の羽」 512 | 可愛い君に愛を囁きたい


「すぐに僕も


練習に加わるから」


 翔太は微笑んだ。


 不安だらけの船出に


唯一希望があった。




 それは憧れの対象


でしかなかった翔太が


以前よりずっとずっと


近くに感じられることだった。




 恋をしてしまった。



 いや、ずっと以前から


恋はしていたのだ。