タイトル 「天使の羽」 37 | 可愛い君に愛を囁きたい

 そして戻ってきて、


 母は自慢げに


 中学時代の卒業文集を見せて、


 こう言った。


 そこには卒業生の将来の夢が


 書き連ねてあった。


「あなたは、これを見てどう思う」


 小春は自分の書いた夢を指差した。


『私の夢は殺し屋になることです。


 悪い奴を皆殺しにしたい』