「私の初めての相手になってください」 | 可愛い君に愛を囁きたい
「私の初めての相手になってください」

そう言われて、声のするほうへ振り返ると、

そこには僕の袖を持つ一人の少女だった。

上目遣いに照れくさそうにそういう女の子。

「何、何、いきなりすごいこと言うのね」

そう言ったのは隣にいた僕の姉だった。

「ませてるのね」

姉がそう言ったせいで、

少女は僕の袖から手をはなした。