タイトル 「天使の羽」 ６０３

そう、鈴音は

すべての

３回転ジャンプを

ほぼ完璧に

こなせるようになっていた。

見違えるほど短期間で、

エッジの傾きや、

細かいくせなどを

修正していった。

そして今では見違えるほど

あらゆる弱点を克服していた。

それは畠山の予想を

はるかにこえるものだった。