タイトル 「天使の羽」 670 | 可愛い君に愛を囁きたい


 スケートシューズを脱ごうと、


 ベンチに座っていると、


 目の前に誰かが立っていた。


 顔を上げると、


 そこにはひなたが立っていた。




「ひなた」


 鈴音は自分が


 泣きそな顔を


 していることに


 気がついた。



「どうして?」


 ひなた……。


 どうしてここにいるの……?