タイトル 「天使の羽」 428「ひなねえ、 羽を翔太さんから、 鈴ねえの背中に 移し変えて」 ひなたが手を離すと、 翔太の羽が 手にいっぱい ついてきた。 それこそ、 両手ですくい上げた 水のように、 手一杯、 羽があふれていた。