タイトル 「天使の羽」 170 | 可愛い君に愛を囁きたい



「翼は翼でも


 益若でも、


 キャプテンでもないから!」


 結城は鈴音より先に


ギャグをとばした。



 どうだ、ギャグつぶし。


 結城は勝ち誇ったドヤ顔。


 若い芽は早いうちに摘まないとね。



 と、鈴音が吹き出した。


 そして笑い転げてる。


「スベってますよ、先輩……」


「えっ……、私が……」


 鈴音は涙を流しながら笑ってる。


 やられた。




 見渡すと、


 結城が周りから


 失笑されていた。