タイトル 「天使の羽」 64 | 可愛い君に愛を囁きたい

「どうせ、私のことを


モンスターペアレントって


思ってるんでしょ」


 モンスターペアレントの意味を


 履き違えていたが、


 誰も小春を注意しなかった。




「モンスターペアレントじゃないって」


 母は自分で自分に突っ込んだ。


 冗談だったのか。


 食卓を囲む家族が


 みんな引きつった顔をした。