こんばんは。
この前行ったガサガサで雷魚の稚魚が捕れました。
全長にして4,5センチぐらいでしょうか。
魚を飼育するだけじゃなくて、実際魚を捕りに行くのってなかなか面白いですよね![]()
熱中するあまり泥の中に足を突っ込んでしまったり、背中によくわからない虫がついていたり、思ってもみなかった魚が取れたり。
そんなことは実際の自然の中でしか起こりません。
皆さんも想像してみてください。
大きな河川の本流から少し離れた所に葦に囲まれた小さなワンドがあります。水の色は茶色、しかし腐ったようなにおいはしておらず多くの栄養素が水中に存在していることがわかります。
そのワンドの水面を見ると、小さな魚が水面を泳いでいるのが見えたり、時折大きな魚(多分雷魚の成魚)が空気を吸いに水面に上がり、大きな波紋が広がります。また、水面に近づいて水中をそっと覗くと、無数の小さなミジンコのような生き物、エビ、小魚などが静かに、しかし活力的に生活しています。
私の網が届く範囲の場所にたくさんのマツモが茂ったところがありました。
繁茂したマツモのできるだけ下のほうに網を入れ込み岸側に向かって力いっぱいガサガサ!多くのマツモと共に網を水面に挙げるとたくさんのエビが!
しかし、マツモのたくさん入った網の底で何かがウネウネ動いています。「これは!!」と思った私は大急ぎでマツモを網から取り出しました。そこには小さいけれど雷魚の独特な模様を持った雷魚の子供がいました。
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私のガサガサの簡単な描写を文章にしてみました。なんとなく想像できるでしょうか![]()
家にスネークヘッドを二匹飼育しているので結局小さな雷魚は逃がすことにしました。
このワンドでは四季を感じることができます。
春はたくさんの鯉、フナが産卵を行い、四月ごろには多くの1センチ程度の稚魚を見つけることができます。
また冬まで静寂を保っていた水生植物が一斉に成長を開始し、耳を澄ますと生物たちの春を喜ぶ声が聞こえてきそうです。
夏
多くの稚魚が少しづつ成長をし、植物はかなり増え、次はたくさんのトンボがワンドの上を飛び回ります。赤、黒、青などとてもカラフルで池の上でダンスをしているようです。 水中ではたくさんの太陽のエネルギーを受け、微生物が大繁殖し、水中を覗くと丸っこいやつ、長細いやつなど多様性に富んだ形の微生物が水中を漂います。
こんな調子だと一つのブログにたくさん書きすぎてしまうのでまた今度秋と冬については書こうと思います。
もっと写真を撮っていたらよかったと後悔。。。
今度はカメラを持参して撮影メインのガサガサもいいかもしれませんね。
では。
