「#臓器狩り 
 生死の間 ―中国増え続ける臓器移植の謎【世事関心】」
  NTDTVJPさん配信
  (2015/2/13公開)
❲新唐人=米NYに本部を置く中国語衛生TV、中国&国際ニュースを独自の視点でお届けします。❳
#臓器狩り 新唐人日本スペシャル

「臓器狩り十年の調査・ある軍医の調査報告」
  NTDTVJPさん配信
  (2018/12/22公開)

こちらの2本のドキュメンタリー番組は中国共産党が1960年に生きた受刑者から最初に臓器を摘出し、共産党高官の為に移植したことを発端としている、巨大な国家ぐるみの臓器狩り犯罪のレポートとなっています。
基本的に臓器移植の管理システムは軍隊となっており、最初は犯罪受刑者を臓器提供者としていたものを金に目がくらんだ共産党軍部や、病院経営者、警察、裁判所などが恐ろしい犯罪に手を染めていく実話です。
 
 基本的に臓器移植を待つ患者は自分達の命を繋ぐ為ならお金を惜しまないものです。
そして、世界中で臓器移植を待つ患者が溢れ臓器を提供してくれる親切なドナーを待ちわびているのです。
しかし、一般的に家族間や提供者ドナーをあたってもなかなか移植できるまでに辿り着くのは難しいのは誰もが知っていることです。
 そこで、中国は始めは誰も非難しないであろう死刑囚の犯罪者の臓器から始めたのです。

 きっかけは上記の通りです。
しかし、それでは全然足りなかった。大体死刑囚より絶対的に患者の数の方が多いからです。そこで共産党幹部はうってつけのドナーを使う決定をしたのですそれは非常に恐ろしい考えでした。ターゲットは決まりました。
それは「法輪功学習者」と呼ばれている人々だったのです。それは中国共産党の政策において当時目の仇となってきていた人々でした。

 この法輪功学習者とは、
1990年吉林省出身の※※李洪志(リ・コウシ)※※という人物が「法輪功(ファールンゴン)」を創始しました。それは「仏教」や「道教」の教えを取り入れ独自に系統化した気功法です。
その教えを学ぶ者を「学習者」と呼び「法輪功学習者」と呼んでいたのです。

 この法輪功が有名になったきっかけは、1992年に中国で開催された気功の祭典「東方健康博覧会93」において最優秀賞を受賞したことに始まりました。1990年代後半にはネットなどでも世界に広く拡散され、欧米や各国、また日本でも知られるようになりました。
最盛期には1億人の会員を抱えたと自称していたそうです。そして、この会員達の一部などが政治に対する抗議デモに関わっていったのです。
当時第5代の国家主席であった中国共産党の江沢民(任期1993_2003)は、この事態を重く捉えました。なぜなら、同じ共産党幹部にもこの「法輪功」を学ぶ者達が多数いたからです。
このことから尚更危機感を覚えたといいます。

 1994年4月から北京市内の政府や共産党要人宅が集中する地区を取り囲むようにしてデモ隊が抗議活動を行いました。これが法輪功学習者達への弾圧を始める決断を江沢民にさせたようです。
江沢民は1999年にこの法輪功を非合法と定め、同会員の一斉逮捕に踏み切り、法輪功関連書やDVDなどを押収、またはことごとく焼き払っていきました。

⚪「法輪功」詳細説明
「道家」と「仏家」の思想を根底に併せもつ先史文化に根ざした気功。
基本動作以外に内面の向上も重要とされている。内面の向上には、宇宙の特性「真・善・忍」に基づいて常に自分自身を厳しく律することで徐々に心性を高めていくことを目指している。その時に「転法輪」と呼ばれるインターネット上で無料公開されている指導者が必要となる。(この宗教は、「教え」をお金に替えることを基本的にはしてはならないとしている。)

「在家主義」と「他方主義」がある。 

・「在家主義」
 他の気功では山など気脈の良い場所での修煉を推奨しているが、法輪功は他者からの迫害を忍ぶことを教えの核心としている。その為、いじめや罵りが充満すれ世俗の中でこそ修煉がはかどるとされている。

・「他方主義」
 他の気功では指導者への絶対的な帰依を要求されることは稀であり、気功の究極の目的を肉体や揉め事からの完全な自由(悟り)と定めている場合もある。
しかし、法輪功では真の気功を知る者は創始者の※※李洪志※※しかおらず、彼のみが弟子の丹田に法輪を与える能力を持つとされている。
法輪を得た修行者は、他の気功では必要な基礎的な修煉が不要となり、最初から高次の修煉が行えるという。また、李は教えに背いた弟子から法輪を取り上げる能力があるとされ、法輪功の修煉は李への帰依と強い関連がある。

以上


※※次々とこの法輪功学習者が逮捕連行され、共産党軍部によって拷問を受けて殺害される中で、普通なら真っ先に逮捕され獄中死されたのだろうと思われるこの創始者の李洪志(1951年5月13日生れ)は、なんと無事に現在も生きています。
現在67歳の彼は中国を弾圧が始まる3年前の1996年に出国し、アメリカへ移住していました。なぜアメリカだったのかは分かりませんが、
他の宗教創始者も皆アメリカへ逃げていれば国家犯罪者であっても守られるのでしょうかね?

 とにかく高氏は海外で今でも信者を集めた集会やイベントを行なっており、信者の数も世界に股がって凄い数を集めています。
ウイキペディアの情報には高氏の説明はなぜか不思議と真っ白ですが、別の動画はありました。
訳付きでないので映像の様子しか分かりませんが教祖は丸々と太っており満面の笑みを浮かべて幸せそうです。
見ていて腹が立ってきました。
なんだかアメリカ政府と中国政府の裏取引(臓器売買システムの相談)を想像してしまいます。
表向きはアメリカは法輪功学習者を助ける形をとって調査団を中国に派遣してきていますがビデオに登場している調査団を信用出来ないと感じるのは私だけでしょうか?

なので、江沢民は元より許せない悪党ですが、この李洪志も私は絶対に許せない存在だと思っています。


 それに、見て貰えば判るのですが、実はこの法輪功のシンボルマークを見て余りにも円形の中に真中に大きな卍マークとその左右上下にまた小さな卍マーク、その両隣に輪廻を表すマークがあり、隙間にはまた卍をもじったようなデザインが薄く入っており、完全に悪魔崇拝的なシンボルマークなのです。
最も世界中の宗教は全て悪魔崇拝になっているのは分かっていますし、大体の宗教の教祖は悪魔崇拝者ですから、この李洪志も例外はないと思っています。
上記にある、「他方主義」などは日本の新興宗教にもある典型的な教えです。
どこの宗教の信者達も皆騙されて酷い目に遭ってきているのは長い歴史が物語っていますから、この法輪功もその一つであるに違いありません。




 レポートによれば、1990年末には7000万人の中国人が法輪巧を修煉していると云われていました。

「なぜ中共は法輪巧を敵視するのか?=The    Persecution  of  Falun  Gong」
  HTDTVJPさん配信
  (2018/9/22公開)

 中国共産党は過去50年に渡り神仏を尊ぶ伝統を破壊する政策をとっており、精神性の復興は共産党支配への脅威とみなされていました。
(共産党は無神論派)
共産党のイデオロギーと正反対の法輪功の理念は当時共産党書紀の江沢民にとっては、自分の権力への脅威にしか映らなかったのです。
その為江沢民は、全国規模の迫害の中核として「610弁公室」と呼ばれる特殊機関を設立します。それはドイツのゲシュタポにあたる司法を超えた「法輪功の撲滅運動」でした。
これは1999年7月から始められました。
警察や軍隊は、公園で修煉している人々をいきなり次々と逮捕し刑務所に収監し始めたのです。そして刑務所では様々な拷問を与え苦しめました。それも普通では到底考えられないような残酷なやり方です。
「法輪功を辞め、信仰を放棄するという誓約文に署名させる」それが政府の最初の目的でした。

しかしこの目的は次第に、共産党支配の為以外に更に法輪功学習者を金儲けの道具にすることにとって替えられました。
実際、「610弁公室」発令の1999年以後の中国での臓器移植は爆発的に増加し始めたのです。


 海外の調査団によると、2000〜2008年にかけて65000人の法輪功修煉者が臓器移植の為に殺害されたと推定しています。
(実際はもっと多い。ピーク時は毎年2万件の臓器手術が行われていた。海外など外部に発覚した後には半分の1万件に減ったと言われている。まったく信じられない数字。)

「臓器狩り」とは、法輪功学習者を家畜同然に扱い、収容所で拘束し血液や他の臓器を検査します。しかも何回もしつこく検査します。
そして国内は元より海外から心臓、肝臓、腎臓を必要とする人が来れば即座に学習者達の検査データと適合する臓器を見つけ出し、摘出するのです。
それも若い学習者は臓器移植には最適と見なされる為にすぐに呼ばれるのです。しかも信じられないことに、生きたまま麻酔もかけずに拘束され取り出されるというのです。
正にアウシュヴィッツと同じ悪魔の所業です。


 こうして政府と結託した各病院側は、臓器提供を望む患者の電話1本ですぐに返事をします。
「安心して下さい。若い健康な臓器ばかり扱っていますし、すぐにご用意できます。」と。
しかも隠すことも無く聞かれれば「ええそう、法輪功学習者の臓器です。新しくて若い…。」と答えています。これは生きたままの人間からの提供であることを意味していて、当たり前のように患者側へ説明していたのです。
(患者側の良心は無かったのか?!自分の身内さえ助かれば他の命はどうでも良かったのか?!とこちらもマジ怒りです!!)
完全に法輪功学習者を人間扱いしていないのが分かります。
こうして各病院が移植手術する件数は跳ね上がり、中国は臓器移植の最先端、世界一となりました。
全く恐ろしい事に、ネット上の病院の宣伝には臓器移植の待ちデータまで載せて、それぞれの各病院が競うように配信していたのです。それも一週間とか、全く信じられない程のスピードです。また書面に、臓器の取替さえ保証すると唄っていました。
(各病院の現在は、このデータを全て削除しています。)
つまり、共産党の支配層とそれに群がる金欲に塗れた狂った人間には、都合の良い金の成る人体が法輪功学習者達であり、こうした非道極まり無い殺人が17年以上繰り返されてきていたということなのです。
更にです、摘出され死亡した法輪功学習者達は病院に併設された焼却炉で跡形もなく焼かれ闇に葬られているのです。家族や親戚に遺体を渡すことは一切無いのです。
そもそも病院に死体を焼却するための施設が設けてあるなんて前代未聞の話です。


 また別の話で、中国でこの問題を取り組んだ人権弁護士「高智せい」(コウチセイ)氏は3度に渡り共産党指導者への公開状の中で法輪功学習者への迫害を一刻も早く止めるように呼びかけました。
その後、高智せい氏は秘密警察に拉致され、彼の弁護士事務所は閉鎖になりました。
2007年9月22日のことです。その日以来彼は行方不明となったのです。
彼はその一年前に自分の未来を予測していたかのように、自身の人生と仕事に関する本を出版していました。2007年には英訳出版されています。(2008年のノーベル賞受賞候補者)
その後彼の消息は2012年にウイグル自治区に収監されているとされ、2014年8月に出所しましたが、現在も公安による監視は続けられています。高氏は長年による当局による拷問により精神が破壊されてしまい会話が出来ない状態であるといいます。
明かりのほとんど無い独房に入れられ会話は許されず、一日にパン一切れと一欠片のキャベツしか与えられない日々を送り、体重は20キロ以上減ってしまいました。
こうした話は高氏だけに留まりません。


 もちろん法輪功学習者で政府から迫害を受けても助かった人々や現在の学習者達と支援者達が、中国共産党へ法輪功学習者に対する迫害の抗議活動を続けてきています。この民主的活動は世界中に広まっています。

 

 2014年12月にカナダの首相が中国共産党に、法輪功学習者の釈放を要求しています。

 2016年6月13日に米会議において、この中国の国家ぐるみの移植犯罪「臓器狩り」を公に非難し、「343号決議案」を満場一致で可決されました。これにより世界中にこの問題が広く知れ渡ることにもなりました。

 江沢民は逮捕状(中国国内ではなく)が出されていると言われています。

 こうした世界中の国々から人権侵害を非難され続けている中国共産党ですが、彼等は一貫して「捏造である」として取り合いません。
犯罪者達は現在も罪を償うこともなくのうのうと暮らしているのです。そして捕まっている法輪功学習者達もまだ救われていません。





 2017年にノーベル文学賞を受賞した、
英国のベストセラー作家石黒一雄氏が
 以前2005年出版
 (翻訳2006年出版)の
「わたしを離さないで」は2011年にアメリカで映画化され、2016年には日本でドラマ化されたのが記憶に新しいところです。

 私は中国の臓器売買は別の関連では少し知っていましたが、この法輪功学習者の迫害についてはこれまで知りませんでした。
それで最近知った後で、この石黒一雄氏のドラマを思い出したのです。
石黒氏はこの中国共産党の法輪功学習者の臓器移植犯罪を知っていてそれをヒントに小説化にしたのだろうと思いました。
彼はこの小説を2005年に出版していますから、それ以前からこういう内容の物語を書こうと構想し、練っていたわけですから(1999年以後から中国の臓器移植犯罪が加速していった背景)年代的に近いことから情報を得ていたんじゃないかと思いました。
それに、石黒一雄氏の生い立ちを見てみると更にそう思えてきます。

 彼の祖父はかつて伊藤忠商事の天津支社に籍を置き、後に上海の豊田紡織しょうの取締役をしていました。それ故に一雄氏の父親は上海で生まれています。そして1958年に理学博士号を授与された海洋学者でした。
1960年に父親が英国立海洋研究所の所長、ジョージ・ディーコンの招きで渡英し、1963年同研究の主任研究員となったそうです。
以来石黒家はサリー州ギルフオートに移住して住んでいたようで、息子である一雄氏は英国生れとなり、なので国籍は英国となっています。
という彼の背景から中国の情報は得ていて自然であったので、この法輪功学習者事件も知っていたに違いないと思われるのです。
ノーベル賞選考委員会がこの石黒氏を2017年に選んだ訳も彼の生い立ちや、この法輪功学習者事件の世界的な関心など、若しくは裏側の事情が見え隠れしてきます。
なにしろ、2016年は悪魔崇拝をメディアで告白したボブ・ディランでしたから…。
石黒氏は前年度の受賞者がボブ・ディランで、翌年が自分だったことをとても喜んだようです。

 これは考えすぎなのでしょうか?