(2023.12.12)
(2024.7.9)健康被害救済制度の認定事例を更新しました。
⇒これまで健康被害救済制度(7/5時点)において認定された症状の一部はつぎのとおりです。
○疾病・障害認定審査会(新型コロナワクチン分)審議結果(令和6年7月5日時点)
⇒つぎの順に掲載しています。
▽性別、接種時年齢、疾病名/障害名 の順。
▽男、13歳、右頚部リンパ節炎・右顔面神経麻痺、顔面麻痺、前庭神経炎
▽女、14歳、顔面神経麻痺
▽男、16歳、左顔面神経麻痺
▽女、17歳、右顔面神経麻痺
▽男、19歳、右顔面神経麻痺
▽女、23歳、左顔面神経麻痺
▽男、23歳、左顔面神経麻痺
▽女、25歳、左顔面神経麻痺
▽男、28歳、左顔面神経麻痺
▽男、29歳、左顔面神経麻痺
▽男、29歳、右顔面神経麻痺
▽男、29歳、帯状疱疹、顔面神経麻痺
▽女、31歳、右顔面神経麻痺
▽女、32歳、左顔面神経麻痺
▽女、33歳、右顔面神経麻痺
▽男、33歳、左顔面神経麻痺
▽男、34歳、右末梢性顔面神経麻痺
▽男、35歳、右顔面神経麻痺
▽女、36歳、顔面神経麻痺
▽男、36歳、左末梢性顔面神経麻痺
▽男、36歳、右顔面神経麻痺
▽男、37歳、左末梢性顔面神経麻痺
▽男、38歳、左顔面神経麻痺、頭痛、味覚障害
▽男、39歳、左顔面神経麻痺
▽男、39歳、右顔面神経麻痺
▽女、39歳、左顔面神経麻痺
▽男、40歳、左顔面神経麻痺
▽女、41歳、右顔面神経麻痺
▽男、42歳、右末梢性顔面神経麻痺
▽男、43歳、左顔面神経麻痺
▽男、43歳、末梢性顔面神経麻痺
▽男、44歳、右顔面神経麻痺、薬疹
▽男、44歳、小脳梗塞、右顔面神経麻痺
▽男、45歳、右末梢性顔面神経麻痺
▽男、46歳、右顔面神経麻痺
▽女、47歳、頭痛、右顔面神経麻痺
▽女、47歳、左顔面神経麻痺
▽女、48歳、左顔面神経麻痺
▽男、49歳、左顔面神経麻痺
▽男、49歳、両側顔面神経麻痺
▽男、49歳、帯状疱疹、顔面神経麻痺による角膜びらん、帯状疱疹ヘルペス神経症、ハント症候群
▽女、50歳、左顔面神経麻痺
▽女、50歳、左末梢性顔面神経麻痺の増悪
▽男、51歳、右顔面神経麻痺
▽男、52歳、左顔面神経麻痺
▽男、52歳、右顔面神経麻痺
▽女、53歳、右顔面神経麻痺
▽女、53歳、右末梢性顔面神経麻痺
▽男、53歳、左顔面神経麻痺、不全型ハント症候群
▽男、54歳、左顔面神経麻痺、B型肝炎ウイルス活性化疑い
▽女、54歳、左顔面神経麻痺
▽男、54歳、左顔面麻痺、左下肢筋力低下
▽男、55歳、左顔面神経麻痺
▽女、55歳、帯状疱疹、ハント症候群、右顔面神経麻痺
▽女、55歳、左顔面神経麻痺、左耳鳴り
▽男、56歳、右顔面神経麻痺
▽男、58歳、右顔面神経麻痺
▽男、59歳、左顔面神経麻痺
▽女、59歳、右末梢性顔面神経麻痺
▽女、59歳、右顔面神経麻痺
▽女、59歳、右顔面神経麻痺、ハント症候群
▽女、60歳、左顔面神経麻痺
▽男、61歳、左顔面神経麻痺
▽女、61歳、左顔面神経麻痺、帯状疱疹
▽女、61歳、右側末梢性顔面神経麻痺
▽女、62歳、左末梢性顔面麻痺
▽男、62歳、左顔面麻痺、左下肢筋力低下
▽男、62歳、右末梢性顔面神経麻痺
▽男、63歳、左末梢性顔面神経麻痺
▽男、64歳、顔面神経麻痺
▽男、66歳、左顔面神経麻痺
▽男、67歳、左顔面神経麻痺、左三叉神経麻痺
▽男、67歳、左顔面神経麻痺
▽女、68歳、右顔面神経麻痺
▽男、68歳、右顔面神経麻痺
▽女、68歳、右顔面神経麻痺、耳鳴症
▽女、72歳、右顔面神経麻痺
▽男、72歳、顔面神経麻痺
▽男、72歳、右末梢顔面神経麻痺
▽女、74歳、左末梢性顔面神経麻痺
▽男、74歳、顔面神経麻痺
▽女、74歳、右顔面神経麻痺
▽男、77歳、右顔面神経麻痺
▽女、77歳、左顔面神経麻痺
▽男、78歳、左顔面神経麻痺、間質性肺炎の増悪
▽女、78歳、左顔面神経麻痺、左角膜上皮びらん、左兎眼性角膜炎
▽男、79歳、左顔面神経麻痺
▽男、81歳、左末梢性顔面神経麻痺
▽女、81歳、右末梢性顔面神経麻痺
▽男、81歳、右顔面神経麻痺
認定事例は以上です。
以下に参考として「顔面神経麻痺」に係るファイザー社ワクチン接種後の症例経過(副反応疑い報告)のうち、13例を再掲します。
▽33歳の女性
病歴等:
4月23日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(1回目接種の20分程度後)患者は、開眼困難感、顔面の感覚鈍麻、口角マヒ、頭痛を自覚した。
顔面神経麻痺を発現した。
薬剤投与、約2週間で視診上は麻痺回復。
5月13日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(2回目接種の20分程度後)開眼困難感、左半身のしびれあり。
顔面神経麻痺を発現した。
ワクチン接種による顔面神経麻痺と判断して、初回同様に対応、約2週間で軽度の口角麻痺まで回復するも、症状は残った。
3月04日(2回目接種295日後)未回復であった。
報告薬剤師は事象を重篤(障害)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった。
報告薬剤師コメント:ワクチンと事象との因果関係は、確実に関連があった。
▽10歳の女性
病歴等:なし
11月26日 女性患者はワクチン3回目接種を受けた。
11月27日(ワクチン接種1日後)顔面麻痺、眼運動障害、開口障害、表情減少が発現した。
夕方から顔の動かしにくさがあった。
夕食の時に食べにくさがあった。
母親から見ても違和感があり、受診した。
右眼の開眼が出来なかった。
「いー」の口を右側が出来なかった。
右側おでこのしわ寄せが出来なかった。
事象の転帰は不明であった。
報告薬剤師は、事象を重篤と分類し、事象はワクチンに関連ありと評価した。他要因の可能性は無かった。
構音障害、四肢の麻痺はなく脳梗塞などは疑いにくい。
エピソードからワクチン接種の副反応の可能性がある。
▽32歳の女性
病歴:なし
4月23日 女性患者はワクチン接種を受けた。
(ワクチン接種15分後)左顔面神経麻痺が発現した。
(ワクチン接種20分後)両まぶたの上がりにくさ、目の奥/前頭部の痛みが出現した。
(ワクチン接種30分後)左顔面が下がり、目が開けていられない、左頬の動かしにくさ、等の症状が出現した。
4月24日(ワクチン接種1日後)朝、痛みは軽減した。
左顔面の下がりと違和感、目や口の開けにくさは、継続した。
4月26日(ワクチン接種3日後)病院を受診し、末梢性の顔面神経麻痺と診断を受けた。
4月30日(ワクチン接種7日後)患者の症状は継続した。
回復したが、後遺症ありであった。
▽35歳の女性
病歴等:甲状腺機能低下(継続中)
8月14日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(ワクチン接種15分以内)左顔面神経不全麻痺、左上下肢不全麻痺が発症した。
11月29日(ワクチン接種107日後)左顔面神経不全麻痺は、回復したが後遺症あり。
左上下肢不全麻痺は、未回復。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ、永続的/顕著な障害/機能不全)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は、関連ありと評価した。他要因の可能性は無かった。
報告者の意見:脳における虚血発作を疑った。死亡、重症例が出現しているにもかかわらず、中止せず継続投与を続けることは、治験として言語道断である。
医の倫理からはずれているので、即、本治験を中止し、現在までの生データを公開すべきと考える。
▽52歳の女性
病歴等:なし
7月20日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
7月24日(ワクチン接種4日後)右顔面神経麻痺を発現した。
当初はグレード2程度の軽度の麻痺であった。
その後、麻痺は進行。
7月26日(ワクチン接種6日後)グレード5程度の重度の麻痺に進行した。
(グレード5「顔面が明らかに非対称であり,閉眼ができない。ごくわずかな動きが見られる程度。」)
8月03日(ワクチン接種13日後)処置するも、回復しなかった。
事象は未回復であった。
報告医師は事象を重篤(障害者につながるおそれ)と分類し、 事象とワクチンの因果関係は評価不能とした。他要因の可能性は無かった。
▽56歳の女性
病歴等:自己免疫性肝炎(継続中)通院中
9月19日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月20日(ワクチン接種1日後)閉眼不可、口元が垂れる症状、瞼の腫れ、激痛、舌のしびれ、動悸を発現した。
9月21日(ワクチン接種2日後)顔面神経麻痺、帯状疱疹を発現した。
受診した。突発性顔面神経麻痺(舌麻痺、味覚麻痺)との診断を受け、帯状疱疹から生じる症状とのことであった。1ヵ月の休養指示があった。
9月29日(ワクチン接種10日後)日々症状が悪化した。
麻痺が悪化し、筋力低下も見られた。
疼痛軽減のための点滴施行、リハビリテーションに通院した。
自宅でも顔面マッサージ、体操を15分おきに実施した。
少しずつ疼痛は緩和した。
瞼の閉眼も、時間をかければ少しずつ可能となった。
10月05日(ワクチン接種16日後)検査を実施した。
顔面筋力が最大7%と低下しているため、1ヵ月以内に手術を受けることを勧められていた。
しかし手術には難聴のリスクがあり、高額な医療費もかかるので、まだ手術を受けるかどうか決めていなかった。
10月07日(ワクチン接種18日後)事象の転帰は、回復したが後遺症ありであった。
報告している医療専門家は、事象を重篤と分類し、事象とワクチンとの因果関係は評価不能とした。他要因の可能性は、帯状疱疹疑であった。
報告者コメント:ワクチン接種後より顔面神経麻痺が発症し、リハビリと手術が必要なため、本人より町から国への副作用報告について強く希望があった。
▽32歳の男性
病歴等:なし
11月08日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(ワクチン接種4時間後)左口唇に違和感が出現した。
左顔面神経麻痺を発現した。
11月09日(ワクチン接種1日後)左口唇側の流延が出現した。
11月10日(ワクチン接種2日後)左兎眼を合併した。
報告者の診療所を受診した。
報告者は、事象を左顔面神経麻痺と判断し、プライバシー病院の耳鼻咽喉科に紹介した。
顔面麻痺の転帰は、未回復であった。その他事象の転帰は不明であった。
報告者は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、ワクチンと事象との因果関係を関連ありと評価した。他要因の可能性は不明であった。
▽19歳の男性
病歴等:なし
09月26日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
09月29日(ワクチン接種3日後)体調が悪い、を発現。
ちょっと聞こえづらさ、左耳が詰まったような感じがあった。
不明日(10月02日あたり)頭痛があった。
口からよだれが出るくらい、目が閉まらないくらいの、顔面神経麻痺が発現した。
不明日に、歯科に行き、顔面麻痺の疑いで紹介状を貰った。
しかし、ワクチンとの因果関係は、何とも言えない、症例報告がないと言われた。
(10月に入ったくらい)左目が、閉じなくなった。
口もちゃんと閉まらなくて、梨が口から出てきてしまうような感じであった。(原文ママ)
ワクチン接種が体の左側だったので、患者は左側全般にだるさを発現した。
(ワクチン接種2週間後)症状は未回復であった。
患者は病院に行ったが、彼が得た回答は「それは、ワクチンの副反応ですかね。」であった。
症状は、彼の日常生活に影響を及ぼし始めた。
(不明日)大きい病院に入院したが、症例報告がないから、何とも言えないと言われた。
(不明日)左手足がおかしかった。力が入らなかった。
神経内科へ行ったが、異常は見つからなかった。
しかし、医師は力が入らないことはわかっており、明らかにちょっと、気持ち悪いね、と言った。
しかし、医師は症例報告がないから、何とも言えなかった。
大きい病院で眼科に行ったときも、兎眼、目がずっと閉まらない状態になっている、と言われた。
しかし、ワクチンとの因果関係があるとは言い切れないと、たらいまわしにされた。
▽39歳の女性
病歴等:なし
1月23日 女性患者はワクチン3回目接種を受けた。
以後、耳下部、腋窩の腫脹感、頭部のリンパ節腫脹があった。
2月09日(ワクチン接種17日後)患者は顔面神経麻痺を発現した。
受診した。同日より入院し、治療された。
しかし、顔面神経麻痺の改善が乏しかった。
3月11日(ワクチン接種47日後)他病院で、顔面神経減荷術が施行された。
4月06日(ワクチン接種73日後)麻痺は残存しており、完治は困難であると予想する。
事象の転帰は、投薬、手術を含む治療により、未回復であった。
報告医師は、事象を重篤(永続的/顕著な障害/機能不全)と分類し、事象とワクチンとの因果関係を評価不能とした。
▽35歳の女性
病歴等:
11月21日 女性患者はワクチン接種を受けた。
(ワクチン接種日)午後、閉瞼不全、口角麻痺を自覚した。
11月22日(ワクチン接種1日後)受診し、顔面神経麻痺と診断された。
11月24日(ワクチン接種3日後)薬物療法中であった。
11月30日(ワクチン接種9日後)再診時、治癒していなかった。
報告医師は、事象を非重篤と分類し、事象とワクチンとの因果関係を評価不能とした。
▽56歳の男性
病歴等:2回目接種後に水痘帯状疱疹による神経痛の疑い
12月24日 男性患者はワクチン3回目接種を受けた。
12月30日(ワクチン接種6日後)顔面神経麻痺を発症した。
12月31日(ワクチン接種7日後)救命救急センターを受診した。
検診し、高度麻痺と診断した。
他に脳神経症状なく、各種検査で異常を認めなかった。
水痘帯状疱疹ウイルス血中免疫が高値であった。
1月04日(ワクチン接種11日後)再診し、顔面神経麻痺は改善を認めなかった。
治療を継続している。
事象の転帰は未回復であった。
報告医師は、事象を重篤(障害)と分類し、事象はワクチンに関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった。
報告医師コメント:今回も2回目接種後と同様に水痘帯状疱疹ウイルス再活性化による顔面神経麻痺が発症していることより、因果関係があると推測する。
▽36歳の女性
病歴等:
8月06日 女性患者はワクチン4回目接種を受けた。
8月13日(ワクチン接種7日後)顔面神経麻痺を発症した。
8月15日(ワクチン接種9日後)近医を受診し薬を処方された。
8月17日(ワクチン接種11日後)報告者のクリニック初診となった。
左顔面神経麻痺は、重度(完全麻痺)であった。
8月31日(ワクチン接種25日後)再診した。麻痺は依然、重度(完全麻痺)であった。
舌のしびれや耳痛はおさまっていた。
引き続き内服薬で加療を継続する。
報告医師は事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係を関連ありと評価した。
▽4歳
関連する病歴:右肺低形成、側弯症(継続中か詳細不明)
併用薬:クラリスロマイシン等
接種日:2023/01/29
発生日:2023/01/30
専門家の因果関係評価(α)ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの
<専門家の意見>
接種翌日に発症した顔面麻痺は既知の副作用であり、ワクチン接種に起因するものと判断します。ただ、合併症には肺低形成や側弯症は記載されているものの、クラリスロマイシン等の併用薬が投与された原因となる合併症が明記されておらず、その疾患が顔面麻痺の原因となった可能性が完全に否定できるものではありませんが、可能性は極めて低いと考えます。
以上です。
<備考>
〇厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)
薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について (コミナティ筋注基礎疾患等及び症例経過)