(2022.03.09)

 

 ワクチン接種後の事象が「障害につながるおそれ」と分類された事例のうち、5例を要約して掲載します。

 

 

 35歳の女性

 病歴等:甲状腺機能低下(継続中)

 8月14日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。

(ワクチン接種15分以内)左顔面神経不全麻痺、左上下肢不全麻痺が発症した。

 11月29日(ワクチン接種107日後)左顔面神経不全麻痺は、回復したが後遺症あり

 左上下肢不全麻痺は、未回復

 報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ永続的/顕著な障害/機能不全)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は、関連ありと評価した。他要因の可能性は無かった。

 報告者の意見:

 脳における虚血発作を疑った(脊髄レベルでの疾患除外済み)。

 死亡、重症例が出現しているにもかかわらず、中止せず継続投与を続けることは、治験として言語道断である。

 医の倫理からはずれているので、即、本治験を中止し、現在までの生データを公開すべきと考える。

 

 

 33歳の女性

 病歴等:なし

 7月30日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。

 10月01日(ワクチン接種63日後)患者は、頭部脱毛症を発現した。

 10月16日(ワクチン接種78日後)患者は近医皮膚科を受診した。

 内服薬と外用剤が処方されたが、症状は進行した。

 10月20日(ワクチン接種82日後)患者は報告病院を受診した。

 頭頂部と前頭部に円形が確認された。脱毛斑を認めた。

 血液検査を施行するも、特に誘因となる所見は認めなかった。

 10月28日(ワクチン接種90日後)再受診に、脱毛斑は拡大、多発しており、頭部全体の約25%を占めた。

 11/01~11/03まで、ステロイドパルス療法が施行された。

 12月09日(ワクチン接種132日後)頭部脱毛症は、未回復であった。

 報告医師は、 事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、頭部脱毛症とワクチンとの因果関係を評価不能とした。他要因の可能性はなかった。

 報告医師のコメント:ワクチンとの因果関係は不明であるが、血液検査上も特に誘因となる所見は認めず。ワクチン接種以外のその他の誘因も特に認めず。

 ワクチン接種に対する副反応の可能性が疑われる。

 

 

 52歳の女性

 病歴等:なし

 9月06日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。

 不明日、末梢神経障害が発現した。

 接種部の痛みが強く食欲低下、39度台の発熱、1週間で3Kgの体重減であった。

 接種後以降、心臓に響く痛み胸部違和感が夜中に発生し、目が覚めてしまう程であった。

 11月になっても痛みは残存し、痛みで眠れず薬を使用中であった。

 現在も接種部の腫脹、前腕の痺れ痛み(胸部や頭部にも放散する)、上肢の筋力低下、両上肢に圧痛を伴う硬結が継続していた。

 12月07日(ワクチン接種92日後)事象の転帰は未回復であった。

 報告医師は事象を重篤(障害につながるおそれ)に分類し、事象はワクチンと関連ありと評価した。 他要因の可能性はなかった。

 

 

 43歳の女性

 病歴等:高血圧(継続中)、アレルギー性鼻炎、喘息(継続中かは不明)

 10月04日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。

 10月05日(ワクチン接種1日後)朝から発熱、接種側左上肢全体に疼痛しびれ可動困難を発現した。

 10月09日(ワクチン接種5日後)左上肢は屈曲したまま拘縮したような状態のため、痛みしびれ感は継続した。

 急性発症の脊髄炎が疑われた。

 患者は第1の病院へ行き、第2の病院の神経内科へ紹介された。第2の病院で神経学的検査が行われたが、異常は見られなかった

 10月30日(ワクチン接種26日後)患者は第2の病院から第3の病院へ紹介された。

 各種検査を受けたが、異常は見られなかった

 11月01日(ワクチン接種28日後)さらに原因を調査するために、患者は第3の病院の神経内科に紹介されたが、検査で異常はなかった

 しかし、左前腕から左手にかけて、異常疼痛が持続した。

 水や風にあたっても痛む知覚過敏が持続した。

 発現から1.5ヵ月後、主観的には悪化傾向であった。

 11月22日(ワクチン接種49日後)患者は、第3の病院の神経内科により、混合性局所疼痛症候群と診断され、第1の病院に差し戻された

 11月25日(ワクチン接種52日後)神経学的に異常はないが、ワクチン副反応が疑われた

 左腕が屈曲したまま拘縮状態が続き、障害が残るかもしれない。

 神経障害性疼痛と診断し、痛みとしびれの治療を目的に第3の病院のペイン科へ紹介され治療開始予定である。

 1ヵ月半の間状態が変わらなかったため、仕事ができなかったと言われた。

 神経障害性疼痛の転帰は不明であった。それ以外の事象の転帰は、未回復であった。

 報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類した。他の要因の可能性はなかった。

 患者は1ヵ月以上の間働くことができなかったため、予防接種健康被害救済制度の申請を希望していた。

 報告医師コメント:ワクチン接種が契機となり慢性疼痛が起きており、報告者は因果関係は関連ありと言った。

 

 

 25歳の男性

 病歴等:なし

 8月20日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。

 8月21日(ワクチン接種1日後)夕方より、歩行時、身体をあちこちにぶつけると思っていたが、患者は就寝した。

 患者は歩行障害、上下肢運動障害構音障害を発現した。

 8月22日(ワクチン接種2日後)朝より、しゃべりにくく発声がうまくできなかった

 歩行がよろける等の症状が出現した。

 8月23日(ワクチン接種3日後)仕事時、手先がうまく動かなかったため、患者は病院へ行った。

 頭部MRIは、異常なしであった。

 8月25日(ワクチン接種5日後)症状の進行はなかったが、軽快もなかったので、患者は再び受診した。

 脳脊髄穿刺にて異常なしであった。

 その後、様子を見ている状況、第2回の接種は中止予定であった。

 9月08日(ワクチン接種19日後)再診時、自覚的に改善とのことであった。しかし、疎通は可能であるものの、問いに対して「うん」など、単語で返答することが殆どであった。「良くなってきている」など有意文章も発現するが、軽度構音障害の状態であった。

 9月10日(ワクチン接種21日後)事象の転帰は未回復、および構音障害、上下肢運動障害を伴う回復であった。

 報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は評価不能とした。他要因の可能性は、不明であった。

 報告医師コメント:構音障害と両上下肢の運動障害は、3週間後も持続していた。

 10月04日(ワクチン接種45日後)運動障害の転帰は、未回復であった。構音障害、歩行障害の転帰は軽快であった。

 この間、仕事につけなかった

 解剖学的神経所見としては、一元的に説明困難であった。

 

 

 

<備考>

〇厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)

 新型コロナワクチンに係る医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づく 製造販売業者からの副反応疑い報告状況について (コミナティ筋注 基礎疾患等及び症例経過)