いよいよやって来た

 
2018年11月19日(月)先負
 
・・・真顔
 
先負、というのが、少し気になる所ではあるが
 
どうやら手術自体は8時間を見込んでいる
 
らしいから先負の影響は
 
受けないだろう、きっと真顔
 
 
そんな娘、今朝は勝手に、朝6時起床
 
はえーな笑い泣き
 
周りもピーピー、ガラガラ
 
わっしょいわっしょい
病院とは、賑やかな所ですな
すっかり忘れてた
 
ちなみに、一時帰宅で自宅に帰った日なんて
 
朝は10時過ぎまで寝ていた
 
そんな姿を見て
 
やっぱり気疲れしてたのね、娘さん。
 
と思ったのであった
 
 
 
Xデー、娘朝起きると咳き込んでいる
 
 
むむむ
 
これは、恐れていた自体かもしれない
 
ひとまず娘、例によって
ベッドに収まってくれない人
 
早々にプレイルームにて
 
ひとしきり遊んでいた所
時にして8時ごろ
 

 
 
担当医(男女)と、主治医(副医院長)と
ついでにドンタコス先生も現れた
 
今日はよろしくお願いしますと言っていた所で
 
タイミングよく咳き込む娘
 
むしろ、私にとっては演技では?真顔
と思うほどのタイミングの良さ
 
そこで、モラハラ担当医
 
あ、咳してる。と、すぐさま突っ込む
 
さすがです。と思いながら
 
そうなんです今朝程から
たまに咳き込むようになりました
あまり頻発するような咳ではないんですけど
 
と、伝えたら
 
咳は麻酔が大変左右されるから麻酔科に伝えます
場合によっては本日手術見送る可能性もあります
 
と、去っていった
 
まぁ、その場合は仕方あるまいと
おもっていたところで
 
おかーさん、お部屋戻って
トリクロ飲ませてくださーいと
 
風間俊介似のフレッシュ看護師が
職務放棄して
私に仕事を振ってきた
でも、手術やるかどうかまだグレーな感じで
飲ませていいのだろうかと
思いながら部屋に戻ってきた
 
その後すぐ他の看護師さん部屋に来て
トリクロ飲みましたー?
と聞くもんだから
いいえ、まだです
手術も咳込みの都合でするのかどうか
微妙になりまして飲ませるの迷っています
 
と答えたら
看護師さん私が持っていたシリンジを手に持って
私に課せられた仕事を代わりにしてくださいました
 
やるかどうかわからなくても
飲んでおきましょう、と言うことで
 
私にとってトリクロが一気に身近に感じる経験をした
 
トリクロのむのですら私ビビってたもんで
 
ブラインドを閉め
電気も消して部屋でじっとしながら
いないいないばあを見ていた所
 
全く覇気を感じられない
ひょろーっとして手術着を来た方が来室
 
麻酔科医の〇〇です。
娘さんが咳をしていると聞きやって来ました。
咳をしていて鼻水が出ていると
確実に麻酔事故が増えます。
大丈夫だろうとたやすく判断出来ないのが
麻酔なのです。
今まで何ともなかったのに
自身の痰や鼻水が軌道を塞ぎあれよあれよと
悪くなりやすいのです。
そのリスクを踏まえて
あと30分どうするか、考えましょう
 
と、去っていった
 
まるで死神きた⁉️と一見驚く風貌でしたが
見た目とは違い
とっても真摯でまっすぐな人でした
 
そんなん言われたら、やらないよねぇ
でも、今日逃したらいつやるんだろうなぁ
 
と、30分ほど過ぎる頃
 
今度は別の麻酔科医登場
芋洗坂係長似のひょうきんな人がニヤニヤ
 
そういえばこの30分咳してないわ、娘
と思い出した
それを伝え、この機会逃したら
次はいつ出来るのか不安で
手術の先送りも不安ですと申した所
 
いきましょう❗️と背中を押してくれた
時にして9時少し過ぎた所
娘手術室、入室
 
アンダーザシーが流れる中
大泣きしながら
私の膝に乗り
羽交い締めされたのちに
マスクで麻酔を吸入し
又してもいきなり娘の電源が切れた
 
そんな姿を見て涙が止まらない
本当に良かったんだろうか
最後までこれでいいんだと強く思えないまま
手術する娘を見送った
 
あの姿を思い出すのは辛い
だからこそ
私はすぐに
昨日コンビニで買った
サラダとおにぎりと娘の為に購入したが
娘が飲まなかった牛乳を
手術待合所で
人目を気にせず食べ、飲みしていた
 
そこである光景が目に入る
 
丁度同じ時間帯に他の子も手術に入ったみたいで
その子の付き添いなんだろう
パパ、ママは勿論、ママの姉妹
パパ方ママ方の
ご両親まで揃って、心配している
ママは、泣いている
みんなで痛みを分かち合う光景
 
を、見ながら食べていた
 
・・・もぐもぐ手厚いね
 
孤独を感じるわ、私
そして、なんだか娘に申し訳ないわ
 
近くで心配して側にいるの私だけで
娘からしたらジジ、ババも、
私の母だけしか居ない
旦那の両親は居ない
というか旦那天涯孤独状態
 
私はそれでも寂しくはないが
娘にとっては寂しいかも
 
せめて、そうだキョウダイを作ろう。
3年以内に。
 
手術中、そんな思いを馳せる私なのであった
 
16時50分、娘大手術より帰還した
本当にお疲れ様でした
よく頑張った頑張った