長期記憶と短期記憶
「長期記憶」「短期記憶」という言葉を聞いたことがあると思います。
「長期記憶」とはその字のとおり、長期間に渡って覚えている記憶で、自分の名前や住所、電話番号など数十年間覚えていることができる記憶です。
一方短期記憶は数秒~数時間程度で忘れてしまう記憶で、例えば次に来る電車の時刻は乗ってしまえば必要なくなるので忘れてしまいます。
長期記憶というのは脳の「海馬」という部分で、脳が1日を振り返って覚えていた方が良いか、忘れてしまってもかまわないかを判断して決めていると言われています。
そしてそれは寝ている間の、外部からの刺激が少ない状態の時に行なわれているそうです。
さて昨日の記事で、脳は覚えようとしなくても覚えているという話を書きましたが、昨日の例で見た映画は長期記憶になっていたのでしょうか。
以下、私の考えを書きます。
脳は自分が経験した事を、ほぼすべて記憶しています。
長期記憶というのは、いつでもすぐ思い出せる記憶で、それに対して短期記憶とは思い出すために特別なきっかけや刺激が必要な記憶、ということが言えると思います。
長期記憶はラベルの貼ってある引き出しにしまわれていて、必要が生じたときにすぐに探し出すことができます。
しかし、短期記憶は整理されていない大きなおもちゃ箱に放り込まれているだけの様な状態なので、普段はどこになにがあるのか分かりません。
思い出す必要に迫られると、箱の中から探し出してきて意識の表層に浮かんでくるのです。
探し出すのには、長期記憶と比べると大変な労力と時間がかかります。
私は、人間は生まれてから経験したほとんどすべてのことを覚えている。
そしてそれをいつでも思い出せるか思い出せないか、その違いが長期記憶と短期記憶の違いなのではないかと思います。
いつでもすぐに思い出せるのが長期記憶、すぐに思い出せないのが短期記憶、と言うわけです。
昨日の例で出した映画は、特別なきっかけがあって思い出したものなので、はるか昔の事を思い出したのだとしても短期記憶だという事になります。
海馬が長期記憶に分類する作業とは、それぞれの記憶を、思い出す刺激が非常に小さくてすむように、あるいはすぐに見つけ出せるように目印をつけておく作業、と言えるのではないかと思います。
次回は記憶の食い違いはなぜ起こるのか、について書きます。
「長期記憶」とはその字のとおり、長期間に渡って覚えている記憶で、自分の名前や住所、電話番号など数十年間覚えていることができる記憶です。
一方短期記憶は数秒~数時間程度で忘れてしまう記憶で、例えば次に来る電車の時刻は乗ってしまえば必要なくなるので忘れてしまいます。
長期記憶というのは脳の「海馬」という部分で、脳が1日を振り返って覚えていた方が良いか、忘れてしまってもかまわないかを判断して決めていると言われています。
そしてそれは寝ている間の、外部からの刺激が少ない状態の時に行なわれているそうです。
さて昨日の記事で、脳は覚えようとしなくても覚えているという話を書きましたが、昨日の例で見た映画は長期記憶になっていたのでしょうか。
以下、私の考えを書きます。
脳は自分が経験した事を、ほぼすべて記憶しています。
長期記憶というのは、いつでもすぐ思い出せる記憶で、それに対して短期記憶とは思い出すために特別なきっかけや刺激が必要な記憶、ということが言えると思います。
長期記憶はラベルの貼ってある引き出しにしまわれていて、必要が生じたときにすぐに探し出すことができます。
しかし、短期記憶は整理されていない大きなおもちゃ箱に放り込まれているだけの様な状態なので、普段はどこになにがあるのか分かりません。
思い出す必要に迫られると、箱の中から探し出してきて意識の表層に浮かんでくるのです。
探し出すのには、長期記憶と比べると大変な労力と時間がかかります。
私は、人間は生まれてから経験したほとんどすべてのことを覚えている。
そしてそれをいつでも思い出せるか思い出せないか、その違いが長期記憶と短期記憶の違いなのではないかと思います。
いつでもすぐに思い出せるのが長期記憶、すぐに思い出せないのが短期記憶、と言うわけです。
昨日の例で出した映画は、特別なきっかけがあって思い出したものなので、はるか昔の事を思い出したのだとしても短期記憶だという事になります。
海馬が長期記憶に分類する作業とは、それぞれの記憶を、思い出す刺激が非常に小さくてすむように、あるいはすぐに見つけ出せるように目印をつけておく作業、と言えるのではないかと思います。
次回は記憶の食い違いはなぜ起こるのか、について書きます。