仕事の速さと正確さは反比例するか
時間が足りなくてやっつけ仕事で完成させたものと、じっくり時間をかけて完成させたもの、このどちらが正確でしょうか。
スピードを上げると雑になると思われがちですが、物事はスピードを出せば出すほど正確さを求められるようになります。
モータースポーツのドライバーは、サーキットの毎週回をほとんど同じところを走っています。
おそらくタイヤ1本分の誤差もないでしょう。
彼らは最も早く走れると思われるコースを決めて、きっちりその場所を走れるように訓練するからです。
自分で決めたコースを外れるとタイムが落ちますし、スピードを出したままコースを外れると大事故にもつながります。
ですからゆっくり走るときは週回ごとに走る位置を変えてもかまいませんが、レースの時には非常に正確に同じところを走っています。
つまり、スピードを上げようと思ったら正確にならざるを得ないし、正確でなければスピードを上げることはできない、ということです。
仕事においても時間を掛ければ掛けるほどいいものができるとは限りません。
時間を掛けすぎると途中で疲れてきて手抜きにもなります。
また、早く仕上げれば見直す時間もできてミスのチェックをしたり、グレードを上げることも可能になります。
仕事のスピードを上げるには、時間を意識することです。
時間を意識することで締め切り効果
が生まれ、自然にスピードが上がってきます。

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