自分の記録のために、やる
私は部下に仕事を教えるとき、あまり細かいところまでは伝えません。
できるかできないか別にして、まずやってみる。
もしできなかったら、なぜ他の人にはできて自分にはできなかったのか、考えさせます。
自分の頭で考えてみることが大事だからです。
もしうまくできたら、今度はもっと効率のいい方法、精度を高める方法を教えます。
そのさいには、仕事の意味や背景などについてもより詳しく教えます。そうしないと無駄な行動が多くなってしまいますから。
でも中にはやらせてみようとすると、できないものはできないと、やる前から拒否する人もいます。
私はこんな風に考えます。
オリンピックに出場する選手は、みんな金メダルを取れるわけではありません。
その人の実力では銅メダルだって手が届かない、そんな選手も大勢います。
ではなぜアスリートたちはオリンピックを目指すのでしょうか。
それは、お金や名誉だけではなく、自分の記録に挑戦したいからではないでしょうか。
メダルには遠く及ばなくても、自分の記録は塗り替えることができます。
世界の中で自分が何位かは、相対的なものです。
自分より上位の人がコケたら、勝手に順位が上がります。
しかし、自分の記録は絶対的なものです。
最高のパフォーマンスを発揮できる舞台がオリンピックなら、言うことないではありませんか。
仕事でも、例えば売り上げに結びつかないとしても、1日で何人と連絡を取れるか、こんな自分自身の記録に挑戦するつもりで取り組めば、その経験は必ず生きてきます。