本を読めば優位に立てる
ビジネス書の世界では、10万部売れればベストセラーです。
10万部売れるということは、10万人が買って読んだ、ということになります。
この10万人という数字は多いのでしょうか、少ないのでしょうか。
日本の人口は、09年4月の速報値で約1億2,760万人で、そのうち仕事をしている人(就業人口)は約半分の6,245万人です(総務省、09年3月1日時点)。
昨年(08年)1年間に最も売れたビジネス書は、茂木健一郎さんの「脳を活かす勉強法」で約55万部。
2位は「お金は銀行に預けるな」で約25万部。
3位以下は20万部未満となっています。
最も売れた本でさえ、働いている人100人に1人も買っていません。
図書館で借りたり人から借りて読んだ人もいるでしょうが、買っただけで読んでいない、という人もいますので、読んだ人が何人いるかははっきり分かりません。
でも、ほとんどの人は読んでいない、ということに変わりはないでしょう。
ということは、かなり乱暴な話ですが、本を年間数冊読んだだけでも、知識の量では同僚を圧倒できる可能性がある、ということです。
知識だけでは単なるモノ知りで終わってしまいますので、あとはこの知識を使いこなし、自分の技術としてしまえば、仕事のできる人、という評価を得ることができ、あなたは会社にとって「なくてはならない人」になれます。
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