抽象度を上げる | 知識を武器に不況を乗り切る仕事術

抽象度を上げる

仕事にしろ勉強にしろ、新しく手に入れた知識を使う、つまり応用するには、一段階抽象度を上げた、言い換えれば上位の概念を理解しなければなりません。


どういうことかと言うと、例えば学校で足し算を習ったとします。
1+1=2
は分かるとします。


ところが
1+2 は、
まだ学校で習っていないから分からないとしたら、それは足し算の概念が分かっていない、ということになります。



1+1や1+2という具体から一段抽象度を上げて、「足し算」という概念を理解すれば、
1+999 や
1234+9876 
という計算もできるようになります。



知識を理解するということは、一つ一つの具体的な現象の中から、共通点と相違点を明らかにし、「共通する概念でくくる」ということです。



さらにいくつかの概念の中から共通点と相違点を明らかにすると、また一段抽象度が上がり、上の概念にたどり着くことができます。



例)
足し算、引き算、掛け算、割り算の共通点が分かると、「計算」とか、「四則演算」という概念にたどり着きます。