本のどこを読むか | 知識を武器に不況を乗り切る仕事術

本のどこを読むか

本の中で重要なのは4%~11%程度と書きましたが、どこにその重要なことが書かれているのかが分からないと、全部読まなくてはなりません。


どうやってその重要な部分を探し出すかが問題です。



その問題を解決する方法の一つが「フォトリーディング」という本の読み方です。



1.どんなことが書かれているのか、目次や内容をチェックし、読むかどうかを決めます。

読むことに決めたら、どの程度詳しく知りたいかも決めます。



2.本全体を眺めるように見ます。

見開き2ページを2秒間で見ます。

このとき、潜在意識に落とし込むために、文字を読んではいけません。文字を読んでしまうと顕在意識が働き、潜在意識に落とし込むジャマをしてしまいます。



3.読み終わったら復習をします。

重要だと思われる単語を拾って紙にでもメモしておきます。

このときは文字を読んでもいいのですが、読み込まないように気をつけます。

この段階ではまだ内容を理解していません。

重要な単語を参考にしながら、質問を作ります。

著者に聞きたいこと、もっと知りたいと思うことを質問にします。



4.ある程度(5分以上。一晩が理想的)時間をおいて、先ほど作った質問の答えを探します。

直感で、この辺に答えがあるのでは、と思えるページを開き、ページの上を流れるように視線を動かします。

答えが見つかれば、1~2行読み、次の答えを探します。

開いたページに答えがなければ別のページを探します。

本の量にもよりますが、この作業を10分~15分程度で終わらせます。

もっと知りたい、読みたいという気持ちが残ってもやめます。


この「もっと知りたい」という気持ちが本の内容を思い出すきっかけになり、理解が深まります。




1~4の手順を30分ほどでやるようにします。


1冊読むのに1週間かかっていたのが、たったの30分で1冊の本を読めるようになります。



ただし、何事も思うまま自由にできるようになるためには練習が必要です。


フォトリーディングの講座では、1日1冊を21日間続けてくださいと言われました。


お金がかかるので、練習は図書館で借りた本でもいいと思います。


また、練習にお金がかかったとしても、一生使える技術ですから安いと思えば安いものです。