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TWILIGHT 02 & 03 開催決定!!!!!
詳しくはトピックをご覧ください♪

Womanonly V-ROCK クラブイベント 【TWILIGHT 02】

今回のコンセプトは、『真夜中の音楽会♪』

9.25(sat)→9.26(sun) All night!
open 23:45 start 24:00-5:00
\2,500/1D
mixi or コスプレ割引 \2,000/1D
新宿LOFT Bar floor

DJ みまち / Tommy
VJ SHIMA
GOGO GIRL YUKA / UI / MIZUHO / SHOYA
GUEST・DJ エヌ from -CRASH AND BUILD-


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はぉ!


いきなり告知から入ってみました(笑)。

もう手段は選びません。動員確保するまでは(笑)。


それにしてもだ。……怒涛の更新率ですね。
それもそのはず。もう今週ですよ。土曜日ですよ。もう水曜日ですよ。あわわわわ。

と、今更ながらの焦りようで、もろもろと寝不足ながらも頑張っております。
本当に……衣装を早々に諦めていてよかった……。これでプラス衣装も頑張ってたら全部間に合わなかったかもしれないなぁ。
あ、でもちゃんと作り始めないと10月も間に合わなくなるというオチが待っている……あわわわわ。

と、いうわけで。

恒例のバンド紹介~をしたいところなんですが、
さて。どなたにしよう、みたいな(笑)。

むむむ……と、セットリストを見る。観る。みる。



よし、この2組にしましょう。

まずは例によって非ヴィジュアル系。
しかも国外アーティスト。


はい、こちら。

Brown eyed girls(ブラウンアイドガールズ)




今、じわじわと……というよりも、相当なブームになってきている韓国アイドルグループ。
もともとヨン様をはじめとした韓流ブームにのって、Kやピなどの実力派アーティストが日本に参入し始め、東方神起やBIGBANGなどの男性韓国アイドルが続くという……あくまで、韓国俳優人気の延長上にあったものが、女性アイドルまで入りはじめたということ。

これは、日本人のアイドル観も変わってきてるんじゃないかなと思います。

先行して日本入りしたKARA(カラ)を始め、少女時代(しょうじょじだい/ソニョシデ)、4minute(フォーミニッツ)など、韓国アイドルは下積み時代が3~5年ほどあってやっと初めて表舞台に出てくるらしい。

そりゃ日本も下積みがないアイドルはいないと思うけれど、こう……キャピキャピしてりゃかわいいってもんでもないでしょ、って正直思ってしまうところがあります。(いや、かわいいんだけどね。否定はもちろんしません)

ただ、最近の韓国アイドルの歌のうまさ、それぞれに個性を出したダンス(しかもうまい)、抜群のルックス、エンターテイメント性と、日本のアイドルとは違う切り口で入り込んできてるというところが大きな武器なのかなと。

もともと日本人は歌がうまくてルックスもよくてダンスもうまい女性アイドルが好きなはずなんですよ。
安室奈美恵をはじめ、SPEED、MAX……あとはまぁ、TRFとか。
そういう90年代とは違うアイドル観が発展してきた中で、韓国から日本の90年代アイドル風なかわいこちゃんたちがたくさん出てきた。そして徐々に成功をおさめてきてる。これは、潜在的需要があったんでしょうね。

かと言ってサウンドは?というと、Perfumeが火をつけたテクノ・サウンド、UVERworldを代表とするミクスチャー・ロック、はてまたモー娘。やAKBのようなアイドルっぽい曲。さらには実力派シンガーばりのエモーショナルな歌まで。この幅広さをどのグループもできるってところが素晴らしいんですよね。

とまぁ、概要だけでだいぶくどくど話しましたが、中でも私はBrown eyed girlsが好き。なんですね。
いろんなグループがいる中で、一番曲が好きです。

KARAや少女時代と比べると年齢層も高い女性4人グループです。(いわゆるアラサー的な)
彼女たちの魅力はなんといってもエロカッコイイ。これに尽きるかなと。中でも、私はナルシャが好きです。黒いおかっぱの前髪斜めカットの方です。
ふとした表情とか、歌詞の歌い分けとかとても上手な方です。(ただソロはあまりにもレディーガガ意識しすぎてそんなに、ですが)

上のクリップはダンスバージョンですが、普通のバージョンだと芝居じみていて、ミュージッククリップなんだけどまるで短編映画を観ているような作りになってます。韓国のPVって基本そういう作りなんですよね。

その他に「Sign」や「Howcome」などもオススメです。



さて、では次にいきましょうか。
ヴィジュアル系……と分類していいものなのか。
来年10周年を迎えるこの方たちです。

rice(ライス)






なんだかネタが尽きてきたような気がしてなりませんね(笑)。
そりゃ毎回約3組ずつ紹介してきたらそうでしょうよ、的なw

riceと聞いたらすぐに「あぁ、元Raphaelね」って思う人がいまだに大半なんでしょうか……ね。
基本的なことを言えばそうです。
もともとは90年代のヴィジュアル系シーンを風靡した4人組のバンド・Raphaelのヴォーカリストとドラマーのユニットです。
今の若い子は知らないかもしれませんが、Raphaelってすごいバンドだったんですよ。
97年に結成。当時16、17歳の若さでです。
そしてみるみるうちにシーンを駆け上がり、99年にメジャーデビュー。
2000年に、当時としては最年少で日本武道館公演を成功させ、まさにこれから……というときに、リーダーでメイン・コンポーザーであるギタリスト・華月が19歳という若さで急逝。2000年10月31日の出来事です。

この頃、ヴィジュアルシーンには毎年不幸が続いてました。
98年にhideさんが亡くなり、翌年にMALICE MIZERのKamiさん。そしてその次の年に華月が亡くなりました。
hideさんやKamiさんのときはそんなにこのシーンのことが詳しくなく、当時はただただニュースとして受け入れてしまっていたんですが、華月に関しては違いました。

おそらく初めてだったと思います。好きになったアーティストが亡くなる体験っていうのは……。

今でも覚えてますね。朝に友達から電話がかかってきて「新聞見て!」って言われたのを。そして地方新聞にも載ったこと。亡くなった次の日が最後のシングルのリリース日だったこと。そのシングルのラスト曲(カップリング)「不滅華」の最後の言葉が“さよなら”だったこと。

まだ中学生でしたが、人の生死についてすごく考えさせられた出来事でした。

華月さんが描く音楽の世界というのは、ヴィジュアル系特有の悲観的、退廃的、耽美さとはちょっと違っていて、人間の汚さとか、喜怒哀楽とか、子供から大人へと成長していく過程での思考の変化とか……内面的なものを描くことが多かったんですね。

ファンもすごく多かったし、未だにセッションとかでRaphaelの曲がよくコピーされていて。
冗談でも大げさでもなく、私はRaphaelなくして今のヴィジュアル系ってないんじゃないかと思います。

で、riceの話に戻しますが、
華月が亡くなってRaphaelは自然と活動が停止し(解散を発表してはいないんですよねそういえば)、翌年01年にriceは結成されました。

結成当時は全然プランなどなかったらしく、ドラムのヒロがバンドを誘ったそうなんですね。「俺はお前の歌でドラム叩きたいんだ!」と。

バンド名の由来は大好きなお米から。そのままriceと名付ける安易さ(笑)。
でもいい名前だと思うんです。日本人にとってお米は必須ですから。

そんなこんなで、まぁゆったりとしたお二人の性格からか、急かしてバンド活動をするわけでもなく、実にゆったりなバンド活動を続けていらっしゃいましたが、今年に入ってから事務所を移籍したことを契機に活動が積極的に。今年はリリース三昧で、今までにためにためた曲を次から次へとリリース。しかも新曲までがんがん飛び出すほど。

私がriceをちゃんと知るようになったのは、こんな偉そうなことを抜かしながらも実はちょっと遅くて(申し訳ない)、今から4.5年前だったかと思います。

たまたまライヴで有紀さんがデュールクオーツのキカサさんとやってたユニット・うんずが対バンで、有紀さんのあまりの歌のうまさにこう……打ち震えたのがきっかけです。

……ステージドリンクがビールであったのにも関わらず、です(笑)。

もともと本格的な声楽を習っていらっしゃった方だから、歌い方は実にクラシカル。
チェロのような豊かな低音の響きが特徴的なヴォーカリストです。
Raphaelのときからそりゃもう歌のうまい方でした。
それが、まだまだこんなにうまくなるなんて何事か!と思いました。

Raphaelのときよりも深みを増した声、表現力、暖かさ。
これはもう……riceを見るっきゃない!と思ってライヴに足を運びまして。

初めていったriceのライヴは……
なんだろうな。琴線に触れる、ってこういうことを言うんだって思ったんです。
卓偉のライヴもそうなんですが、歌がスッと体に入って溶けていく。そして自分でも届かないような奥底に届くんです。
届いたと思ったら、感情が掘り起こされる。そして涙が出る。

なんかもう……わけもわからず号泣してました。
「感動」って言葉じゃ片付けられないような衝撃に、なんだか怖い!って一緒にいった友達とライヴ後言い合ってました。

その気持ちをちょっとでもわかってもらえたらな……と思って、うえに貼った動画はあえてライヴのものにしました。
でもこれ相当前の映像で。
最新の彼らが気になる人はぜひ「Cicada」で検索してみてくださいね。

聴いてもらえばきっとわかっていただけると思うんです。
生とは思えない歌のうまさ。声の豊かさ。

曲のほうは、しんみりと聴かせるミドルやバラードがメインと思ってる方も多そうですが、実はロックな曲もすごく多いんです。それもそのはずで、彼らのコンセプトは“Bonds ROCK”つまり、絆ロック。ですね。みんなで繋ぐロック、ということで、ライヴで盛り上がるようなアッパーなナンバーも多いんです。

あと世界観も様々で、女性視点の詞もあれば、物語風なものや、何気ない日常を切り取ったもの……と多様です。
中でも私は、“季節”を謡わせたら右に出る人はいないと思います。

今年の彼らのリリースは、テーマが“季節”だったのかなと、最新シングルの「Cicada」を聴いて思いました。

「LOVERS」は春を、元気なロックナンバー「Sing you」は夏を、そして“蝉”という意味の「Cicada」は秋を。

詞もそうですが、サウンドの一つ一つに季節を感じてやまない。
それがriceなんだと思います。

彼らは未だにおおやけの場でRaphaelのことを話してません。(多分)
rice好きだった人はRaphael好きな人も多いですから、私みたいに少しだけもどかしく感じてる人もいるかと思います。

でも、よくよく考えて見れば毎年恒例でやっている秋のEastライヴって、絶対に11月1日なんですよね。
華月が亡くなった翌日なんです。
もしかしたら……実は追悼ライヴなんじゃないのかな、と最近になって思いました。(どこかでそんなこと言ってたら、私の勉強不足ですすみません)

とまぁ、長々と書いてきましたが。
今年はいろいろ再発見の年だなと思ってるんです。
SEX-ANDROIDや犬神サーカス団、陰陽座など、ずっと前からいるのに、最近になって改めて聴いたら「カッコイイじゃん!」って思うようになった。

いろんなバンドを偏愛してきた結果、こうやって良質なバンドに辿りつけたのかなぁ……なんて思います。

私はRaphaelも大好きだけれど、やっぱりriceが好き。
同じくらいすきなんだけど、あえて一歩だけriceを前に出すのは、Raphaelにしか興味がない人にもriceを知ってほしいから。

やっぱり自分がイベントで流す曲を決めるんだから、絶対にRaphaelだけにはしたくなかった。
言ってしまえば、Raphaelは過去。riceは現在。そして未来。
素晴らしいヴォーカリストとドラマーがつむぐ音楽が今この時代で奏でられているのだから、
やっぱりriceだって追っかけなくちゃ。

みんなもぜひ聴いてください。rice。


(……あ、f分の1のゆらぎについて言い忘れた……。有紀さんの歌声が論理的にも「癒しの歌声」なんだってことを説明しそこねた……。まぁ、それは今度。)