一筋の雲が切ってゆく
それはどこまでも、どこまでも続き
最後まで見えない程遠くまで伸びていた
それは何だか気持ちが良い程で
ピリっとした秋空に
妙に似合っていた
稲わらの香りが少しした
警察に見つかったらまた注意されるよ
でも、その香りもまたこの空にあっていた
正義を語る警察と市民の平凡な生活もまた
こんな田舎の町では
何処かハンブンコ
稲わらの香りのない秋は
やはり何処か物足りなく
警察様の言い分もわかるけど
私の昔からの秋空に
この思い出にすり込むような香りは
やっぱり必要だと感じてしまうのだ
あゝ 冬が来る…
