こんばんは。
今回、昔読んでいた作家の本を読もうかなと思い
村上由佳さん作品を久々に手に取ってみました。
それは『ワンダフルワールド』。
高校生の頃によく読んでいた作家さんですが
大人になって改めて読むと
作品の中に漂う「香りの描写」がとても印象的に響いてきます。
匂いは、目に見えないけれど
不思議と心の奥深くに刻まれていて
時には過去の記憶を丸ごと呼び覚ましてくれるもの。
懐かしい匂いや心地よい匂いに出会うと
思わず求めてしまうのは人の自然な感覚なのかもしれません。
私自身にも、忘れられない香りがあります。
- 実家に帰ったときの匂い
玄関に足を踏み入れた瞬間、安心感が胸に広がります。まるで自分の居場所を思い出させてくれるような匂い。 - お風呂上がりの石鹸の匂い
清潔さと同時に、日常の小さな幸せを思い出させてくれる香り。心まで洗い流されるような気持ちになります。 - 木蓮のお香の匂い
少し異国的で深みのある香りは、心を落ち着かせ、静かな時間を与えてくれます。
こうした香りに触れるたびに
日々の中に眠っている感情や思い出がそっと目を覚ます気がします。
『ワンダフルワールド』を通して改めて気づいたのは
香りは記憶を運ぶ手紙のような存在だということ。
これからも、自分の心に残る香りを大切にしていきたいです。
皆さんにとって大切な香りはありますか?
心の奥に眠っていた温かな記憶が
きっとそっと顔を出してくれると思います。
ありがとうございました。