おはようございます。
「螺旋プロジェクト」シリーズに再度、出会いました。 (前回は伊坂幸太郎さんの「シーソーモンスター」でした。)
作家さんごとに“海族と山族”の対立を描く企画で、興味を持って手に取ったのが
乾ルカさんの『コイコワレ』です。
物語の舞台は、太平洋戦争の末期。
東京の子どもたちが地方へ疎開し
食糧不足や空襲の恐怖の中で暮らす日々。
戦争の悲惨さがリアルに描かれていて
読んでいて胸が痛くなりました。
その中で印象的だったのが
主人公の少女・清子です。
青い目を持つため「妖怪」「敵の子」と呼ばれ
周囲から孤立してしまう彼女。
けれど母と再会し、自分が「海族」の血を引く存在だと知ったとき、大きな変化が訪れます。
「嫌いな相手ほど、誰よりも丁寧に、親切に接しなさい」
母から託された言葉を胸に
清子は周囲との向き合い方を選び直していくんです。
この姿に、私は今の自分を重ねました。
適応障害や睡眠の不調と向き合いながら
心を立て直しているところ。
人との関わりがしんどく感じることもあり
「どうして自分だけ…」と落ち込むこともあります。
でも、清子の変化を読んで気づきました。
状況や相手の態度はすぐには変えられない。
だけど、自分の接し方や心の持ち方は変えられる。
そうすれば、見える景色も少しずつ違ってくるんだろうな、と。
戦争を生き抜いた少女たちの物語は
今を生きる私にも大切なヒントをくれました。
他者を受け入れながら、自分の宿命も受け入れて、一歩ずつ前へ進んでいく。
そんな歩み方を、私もしていきたいと思います。
螺旋シリーズ作品については作品毎にちょっとした繋がりも見えてくるので面白いです!
また違う作品も探して読みたいです。
今日も読んでいただきありがとうございました!