こんにちは。
朝8時前。風が吹けば涼しいけどすでにアスファルトがじわりと熱を帯びてくる時間帯。
今日も性懲りもなく(いや、心のリハビリとして)神社ジョグへ出発しました。
目的地は、秩父市・大野原の住宅街にひっそりと鎮座する「愛宕神社」。
🔥 火の神さま、ほむすびのみこと
こちらの神社に祀られているのは、火産霊命(ほむすびのみこと)。
火を司る神様でありながら、古事記ではなんと“母を焼き殺してしまった”存在として描かれている、ちょっと切ない神様です。
でもその後、父に斬られて亡くなると、その身体からは鉱山の神、山の神、水の神…と次々に新たな命が生まれていくという神話があるんです。
つまりこの神様、破壊と再生、終わりと始まりを象徴する存在。
なんだか…自分の人生にも少し重なる気がして、境内の前で手を合わせながら、自然と深呼吸をしていました。
💔 そして、忘れられない中学生の夏
実はこの愛宕神社、僕にとっては“特別な場所”でもあるんです。
中学時代、人生で初めてちゃんと「好き」と思えた女の子に、この境内で告白して——。
…振られました(泣)
その時の空気、言葉に詰まった自分の気持ち。
おぼろけながらも覚えてる。
15歳の僕は、それでもちゃんと彼女を見送って、家まで走って帰りました。
その時の足の重さは、今日のジョグよりはるかに重かったなぁ。笑
☀️ 大人になった今、またこの場所で
今日、20年以上経ったあと、同じ場所を訪れて思ったんです。
「神様は、きっと全部見てたんだろうな」って。
火産霊命が象徴する“破壊と再生”というキーワード。
あの時の失恋も、こうして心を整えるジョギングの礎になっている気がします。
だから今日も、ちゃんとお礼を伝えてきました。
「いま、心を整えて前に進んでます。
これからも、よろしくお願いします」
✍️ おわりに
誰にでも、ひっそりと胸に残る神社や場所があると思う。
今日の僕のジョグは、その「原点」に再会するような時間でした。
暑かったけど、行ってよかったな。
ありがとうございました。

