こんにちは。
最近読んだ一冊に、思いがけず胸を打たれました。
本のタイトルは『依存メンタルを力に変えるレッスン』。
依存と聞くと、
アルコールや薬物のような“深刻な依存”を思い浮かべがちですが、
この本はもっと身近な「心のよりどころ」や「頼り方」について教えてくれました。
読みながら、ふと
「ああ、自分がいちばん依存しているのは、妻だな」
と気づいたんです。
メンタルを崩して、つらかった時期。
イライラしたり、落ち込んだり、不機嫌だったり。
そんなときも、ずっとそばにいてくれたのが妻でした。
僕の感情を真正面から受け止めてくれて
必要な言葉をかけてくれたり
ただそっとしておいてくれたり。
本当に、彼女がいなかったらと思うと
今でも怖くなるくらいです。
そんなある日。
妻がふと、こんなことを言ってくれました。
「私たち、ちょっと“共依存”になってない?」
最初は「え?」と思いました。
家族なんだから支え合うのは当然じゃない?
とも感じました。
でも、その後読み進めた本で以下のことに気づきました。
「支え合い」と「共依存」は似ていて違う。
お互いの“やりたいこと”や“自立”が損なわれる
と、それは苦しい依存になる。
この言葉が、すっと胸に入ってきました。
たしかに僕は、「妻がいないとだめだ」と思いすぎていたかもしれない。
そしてその重さを、知らず知らずのうちに妻にも背負わせていたのかもしれないな…と。
そんなことを考えていたとき、ふと思い出したエピソードがありました。
妻とまだ付き合う前のこと。
お互いに毎日一通、メールを送り合っていた時期があって。
ある日、彼女がこんなことを言ってくれたんです。
「一日一通くらいでも無理なくメールのやり取り
が続いてたから、あなたってなんかいいなって思
ったんだよね」
あの頃の“ちょうどいい距離感”。
干渉しすぎず、でもちゃんとつながっていた安心感。
それが、僕たちにとって自然なかたちだったのかもしれないな…と、今になって思い出しました。
いつの間にか、ぼくの「頼りたい」という気持ちが強くなりすぎて、
距離が近づきすぎていたのかもしれません。
そんなふうに
“いいバランス”を思い出すことも、これからの支え合い方を考えるヒントになる──
そんな気がしています。
依存することは、悪いことじゃない。
むしろ人は、何かに依存しないと生きていけないもの。
でも「どんな依存を選ぶか」
「その依存が誰かを苦しめていないか」
そこを見つめ直すことが、いまの自分には必要なんだと思いました。
そして、もしも大切な人を失ってしまったとしても、
ちゃんと自分の足で立っていられるように。
それが、今のぼくにできる“愛”のかたちかもしれません。
この気づきは、以前感じた
「自分や他人に期待しすぎないこと」にもつながっているように思います。
誰かが助けてくれるはず、と期待しすぎると、
その人を苦しめたり、自分自身も壊れてしまう。
だからこそ、適度な距離感で、でも温かくつながること。
それが、これからのぼくの「支え方」なんだと思います。
本の言葉に、そして妻のひと言に、
またひとつ、自分を見つめ直す機会をもらいました。
もし同じように、
「誰かに頼りすぎているかも…」
「この関係、ちょっと重たいかも…」と感じている人がいたら、
この本はきっと、やさしく背中を押してくれると思います。
📘読んだ本
依存メンタルを力に変えるレッスン [ バク@精神科医 ]ありがとうございました!