こんにちは。
今朝は多摩川沿いをジョギングして
「丸子山王日枝神社」へ行ってきました。
鳥居をくぐると、きれいに整えられた社殿が静かに佇んでいて
そのすぐそばを新幹線がびゅんびゅん通り過ぎていくのが、なんとも不思議な風景でした。
歴史ある神社と、近代的な鉄道。
相反するようでいて、どこか自然に調和しているような空気。
この場所が、ずっと氏子さんたちに大切に守られてきたのだろうなということが
空気を通してじんわり伝わってきました。
印象的だったのは、社殿の裏にある御神木の杉。
今はすでに切られて、だいぶ根元だけになっていたのですが
その幹の太さからかなり大きい杉だったということ周囲からの手厚い祀られ方にただならぬ存在感を感じました。
中原街道を行き交う人たちを
この木はずっと静かに見守ってきたんだろうなあ…と、自然に想像が広がっていきました。
さて、ここからは少し、自分の心の話です。
最近ジョギングをしていると
頭の中が「無心」になるかというと、むしろ逆のことが起こります。
ふとした瞬間に、昔の嫌なことや
普段は出さずにしまっているような感情が、ふつふつと湧いてくることがあります。
「あれ、自分ってこんなこと思ってたっけ?」
「うわ、今さらそんなこと思い出す?」みたいな。
でも、不思議と、そうやって浮かんできた感情を否定せずに、
「まあ、そうだったんだよなあ」って受け入れて、
「でも今更どうにもならんしな」って、また走り出す。
そんなふうに、自分の中でひとつずつ整理していってるような感じがあります。
ジョギングで心を整える――って聞こえはいいけど、
実際は、いったんぐしゃぐしゃにして、ムカついて、自分に嫌気がさして、
それをまたちょっとずつ並べ直す…そんな作業なのかもしれません。
今日見た御神木のように
もう枝葉はないけれど、根っこがちゃんと残っているものがある。
それと同じように、
自分の中にも、まだちゃんと「根っこ」はあるんだなって思いました。
社会に戻ったら、また新しい悩みや負の感情もきっと出てくるだろうし
もちろん、いいこともたくさんあるはず。
でも今回の休職をきっかけに
ちゃんと「心の整理術」を身につけておくことが
これから生きていく上での大事な土台になってくれる気がしています。
焦らず、でも誤魔化さずに。
自分と向き合っていく朝の時間を、これからも大切にしていきたいです。
走るたび心の中の雑音がちょっとだけ静かになる。
そんな日が増えればいいな、と思います。
ありがとうございました!


