本日もわたしのブログをご訪問いただきありがとうございます。


このブログでは度々記事にしていますが、わたしは月に1~2回、埼玉と京都・奈良を往復しています。
その際は、ほとんどの場合東海道新幹線を利用するのですが、これまたほとんどの場合グリーン車を利用します。
飛行機を利用することもありますし、夜行バスを利用したこともありました。
グリーン車というと高いように思われますが、JR東海ツアーズに代表されるツアー(往復の新幹線+宿泊のセット)を利用すると驚くほど安く利用できます🙂
さて、わたしはこのグリーン車に不満を持っているのです!

東海道新幹線の基本的な車両構成は1964年の開業以来変化がありません。
1985年に登場した100系新幹線に二階建て車両が組み込まれたりしましたが……。

現在の車両構成は、普通車13両+グリーン車3両(食堂車やビュフェ等のフリースペースはなし)と、開業時の「夢の超特急」といったワクワク感はなく、無味乾燥なビジネスエクスプレスになってしまいました。
新幹線に対する旺盛な需要に応えるため「座席を増やさなければ!」という施策を重ねてきた結果です。
何しろ開業当時は毎時0分発が「ひかり」、30分発が「こだま」というダイヤ。
ひかり号が東京~新大阪間を4時間で結ぶというのどかさだったのですから……。

しかしです!  利用者の体格向上やプライバシー意識の高まり、快適さの追求に鑑みれば、グリーン車たるもの
①  1席+2席の配列
②  シートピッチの拡大
③  リクライニング角度の拡大
は必須だと思うのです。そして、
④  飛行機のビジネスクラスのように通路・前後席との間をパーティション化して半個室にする
ことはできないでしょうか。
現在は通路を挟んで2席+2席の配列で、最大17列(8、10号車)も詰め込まれています。
シートピッチは普通車が1,040㎜、グリーン車が1,160㎜で目を見張るほどの差はありません。
また、リクライニング角度は普通車が最大121度、グリーン車が129度であり、これまた大差はありません。
正直、他席の話し声、パソコンのキータッチ音や背もたれを通じて伝わるカタカタ等が煩わしいことがあり、①~④によって随分改善されると考えるのです。

もしくは100系時代にあったグリーン個室の復活も検討すべきではないでしょうか。
寝台特急や私鉄特急には個室があるのに新幹線に個室がないのはなぜでしょう。
海外の優等列車(特急列車等)もコンパートメント(個室)車両は珍しくありません。

さて、新幹線といえば飛行機との競争が議論になります。
座席の快適性では、普通席同士なら新幹線に軍配が上がると思います。
しかし、上級席同士だとサービスを含めて飛行機の方がコンフォートが高いのではないでしょうか。
JALの国内線ファーストクラスのシートとサービスはコンフォートレベルが高いですよね🙂

現下のコロナ禍及びリモートによる会議等の推進もあって、ビジネス需要に支えられている新幹線グリーン車の乗車率はかなり落ち込んでいると推察します。
そんな折、快適性(コンフォート)に重きを置いた、上記のようなグリーン車だったら東京~岡山・広島あたりなら圧倒的に新幹線が、何なら博多までだって選択肢に入ると思うのですがいかがでしょうか?
羽田~福岡は飛行機で110分。空港までの移動、搭乗手続き、羽田空港内での移動(使用スポットによっては10分以上歩きますよね💧)を含めると、東京~博多の市街地まで200分はかかるでしょう。
新幹線は東京~博多間、300分と時間はかかりますが、移動時間も快適なテレワーク時間と考えれば選択肢に入ると思います。

潜在的なコンフォート需要は大きいんじゃないかなぁ🙂