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先月、私が敬愛する事業家であるAさんと品川でお会いする機会を得ました。


とあるホテルのラウンジに腰を下ろすとさっそく、

○ バイデン大統領による対中国政策(最先端技術の開発競争と製品化に係る干戈)

○ ここ10年の我が国の金融政策(日銀によるマネーサプライと期待インフレ誘導の失敗)

○ 労働市場の流動化の現状(バブル後の雇用形態と給与水準の変化がもたらした国際競争力の鈍化)

など、政治経済を取り巻くざっくばらんなお話を伺うことができました。

しかし日本のメディアは連日「コロナ、コロナ」とコロナウイルス感染症に関する官製報道ばかりですね。

まともなビジネスマンが「脳が劣化するからテレビは見ない」「新聞はサッと目を通すだけ」というのも頷けます。


そんなAさんとの会談は1時間。

15時からお時間をいただき、「では!」と腰を上げたのは16時を過ぎた頃。

1時間という時間の中で識者のお話を伺い、意見を交わし、考察を深める。

何とも有意義な1時間ではありませんか。

仮に同じ1時間、ワイドショーで専門家風コメンテーターが垂れ流す無駄口を聞いていたのでは「人生をロストする」ことになります。


さて、Aさん。この後は18時から銀座で会食の予定があるそうです。


品川から銀座までは移動時間を含めても1時間半程度の時間があります。

わたしが「この後どうするのですか?」と聞くと、銀座のビジネスホテルのデイユースを予約しているとのこと。

「スタバか書店あたりで時間を潰しますよ」などという愚図な返答を予想した自分が情けなくなりました💧


そんなわたしを見たAさん、一瞬含んだ笑みを浮かべたような……。

そして不意に「一緒に来る? ちょっと飲もうよ!」と仰います。

は? え? どういうことよ? と思う間もなく地下鉄を乗り継いで銀座へ。


途中コンビニに寄り、白ワインのハーフボトルとグリーンスムージー、そしてジャスミン茶を買います。

ここまでわたしは金魚のフンのごとくAさんの背中を追いかけるばかり。


ホテルに着くと、Aさんはシングルルームを一部屋追加でオーダー(わたしの部屋です)しますが、一緒の部屋に来るよう命じます。

えっ? 白昼からホテルの一室で男が二人……。

「エッ? ナニヨォ? チョットなによアナタ」と何故かオネェ言葉を飲み込んでみたりして……。


戸惑うわたしなど関せずに、Aさんは慣れた手つきで上着とシャツをハンガーに掛け埃を払うと、スラックスをプレッサーにかけます。


そして「今日はむっちゃ暑いよなぁー!」と言いながら浴室に向かいます。

水音が止まり、シャワーを浴び髭を剃り終えたバスローブ姿のAさん。

その時わたしの顔は、少しばかり引きつっていたかもしれません。


Aさんは白ワインを開けコップに注ぐと、

「ま、グラスはリーデルとはいかないけど」と言いながらクイックイッと飲み干します。

続けて、グリーンスムージーを飲みながらスマホを手に取りメールのチェックを始めると、そのほとんどをその場で返信していきます。

ハーフボトルを半分ずつ。ということは一人あたり180ml強。

クイックイッとグラスワイン2杯分もありますがな!


ここまで部屋に入ってから30分。

その間チビりチビりと白ワインをいただくわたし。


メールの返信を終えたのか、再び「あぁー、それにしても今日は暑いねぇ!」と言いながらベッドに横たわる。

そして「悪い! チョ寝るから!」と言うや寝息をたてるAさん。


20分ほど仮眠を取るとムクッと起き上がり、髪を梳かし、爪を整え、スーツのヨレを直すこと15分。

「和龍さんは自分の部屋を使ってよ!  チェックアウトまでまだ1時間はあるから!」と颯爽と会食の場に向かうのでした。

その日の東京の最高気温は36℃。

一日活動したAさんは汗だくだったはずです。

しかし、ホテルの部屋を出る時のAさんの姿は、今爽やかな高原から帰ってきたかのよう(←さすがに大げさか(-_-;))でした。


ちなみにデイユースの料金は3,500円ほど。

これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれでしょうが、一流とされるビジネスマンの時間とお金の使い方を学び感服至極の和龍でした。