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過日、「思い込み」について考える機会があり筆を執りました。
マインドづくりにおいて基本的なことですが、大切なことなので記しておこうと思います。

誰かを好きになり、「きれいだ💓」「かわいい✨」と思っていると、その人のことが一層きれいに、かわいく見えるようになります🙂

で、ますます好きになり、想いを募らせると。


それは顔立ちだったり、スタイルだったり、声だったりと、その人の「個」性に魅かれていたものが、着ている服、つけている香水、趣味といったその人の「属」性まで好きになったりしますよね。

好きな人が好きなものは好き。好きな人が好きなものを理解したいという「寄せていく法則」によるものです。


逆に不快だ、嫌いだ、憎いと思っていると、その人のことがどんどん不快になってくる。

好きな人の頭髪がさびしい場合、それは「スキンヘッド」ですが、嫌いな人であればただの「ハゲ」です。

好きな人の体臭は「匂い」ですが、嫌いな人のそれは「臭い」です(>_<)


好きになれば「恋は盲目」「惚れてしまえばあばたもえくぼ」、嫌いになれば「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」訳です。


これは、それぞれの人に対して「こう見よう」というフォーカスが強まるためです。

無意識のうちにフォーカスしていることもあれば、「こう見たい」と意識してフォーカスすることもあります。

誰しも多かれ少なかれ経験があると思います。


人は無意識のうちに「この人は『こういう人なんだ』という自分が思い描いた像ー思い込みバイアスーに向けて思考する習性」を持っています。

それはたいてい『こういう人であってほしい』という自分の理想や願望を投影しています。
その意味では、人は誰しもエゴイストです。

そして、相手に対する理想や願望は、実は自分自身がコミットしたい理想や願望であることに気づかされます。

理想や願望に対する姿に至らぬ自分の姿を見ることにより、誰しも少なからず動揺します。

そして、憤慨、受容、悔恨、逃避、奮起、嫉妬、諦念etc.と沸き起こる感情は様々です。


上記は男女の関係を例にしましたが、仕事も生活も同じではないでしょうか。


この仕事が好きだ!となると長時間の残業も休日出勤も厭わず、上司や取引先から無理・無茶を言われてもむしろ「バッチ来ーい!」の無双状態。

傍から見ると「なぜそこまで……」と思うのですが、本人は「楽しいから!」「やりがいがあります!」と全く意に介しません。

テンションがアゲアゲでドーパミンがドッパドッパ放出されている状態ですね。

これはこれで、長期間続けるのはいかがなものかと思います(-_-;)


逆に嫌いな仕事、苦手な仕事にあたると、資料を読んでハンコを押すことすら億劫になります。

「何でこんな仕事してるんだろ……」「この仕事に意味があるのかしら……」なんて思うようになり、必要以上に負のスパイラルに陥っていきます。


日常の生活も然り。


そんな時は少~しだけ立ち止まってみませんか?

意識して客観的に自分の姿を俯瞰して見てみませんか?


相撲の「水入り」のように、今ある状態から一旦離れて仕切り直すことを考えてみてください。

いろいろと具体的な方法がありますが、それはセッションで🙂


固定化したフォーカスは「壊れた望遠鏡」です。

無意識のうちに囚われているバイアスは「色の濃いサングラス」です。


サングラスをして壊れた望遠鏡を覗いても、現実にある美しい景色は見えません。

あなたが一歩を踏み出した時、混沌の中に在っては見えなかった道、見えなかった現実や見方を発見できるかもしれませんよ!