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前回『ひきこもりの悩み』という記事を掲載したところ、多くの方からご意見お問い合わせをいただきました。
わたしは、このブログ、わたしが師事するカウンセラーAさんの紹介、あとは若干の個人的繋がりがある方としかカウンセリングやセッションをしていないことから、一本のブログ記事に対してこれだけの反響があることに驚きました。
それだけ不登校やひきこもりに悩む方は多く、行政などからの支援は頼れず、隘路の中で迷い悩んでいるのだと思い知らされました。

さて、いただいたご意見お問い合わせについて個別に回答するのは困難なので、主なものについてQ&Aのかたちでわたしなりの回答をお示ししたいと思います。
このブログをご覧になり、長坂和龍にご興味を持たれた方の参考になれば幸いです。

Q1  どのようにひきこもり状態を解決するのですか?
A1  ひきこもりに至った経緯や期間、ご本人様やご家族様の状態、現在の思い、生活環境、既往症などにもよるので一概には申し上げられません。
  ただ、誰しも同じですが、生活リズムを整える、ご本人様とご家族様の気持ちを整える(気の波動や循環を整える)ことから始めるべきかと思います。
  生活リズムを整えることで、メンタル・フィジカルともに恢復・快調をもたらすことは(神経科学や生理学的)に証明されています。
  何もお金なんかかける必要はありません。朝は7~8時に起きて、夜は23~0時には寝る!  栄養バランスを考えた三食をきちんと摂る!  散歩や買い物などで体を動かす!  読書や会話をして頭を動かす!  本来これだけで大きく変わるのです。
神経科学から説明すると、セロトニンの生成から、時間の経過とともにメラトニンの増加……と長くなりますので割愛しますm(__)m

それを踏まえたうえで、わたしはエフィカシートレーニング(ご本人様の自己肯定、自己効力感の認知と向上)とコーチング(ご本人様と伴走しながら課題を考える➡️実行する➡️実現する➡️経験を積み重ねる)の手法を採るのが常道です。
  なお、ご本人様の意識や感情について、心の奥底から掘り起こす必要があると考えた場合、スポットで他のカウンセラーさんの力を借りることもあります。
  リラックスやストレス解消のためにヒーリングを施すこともあります。

Q2  カウンセリング期間はどれくらいですか?
A2  一般化することはできませんが、まずは3ヶ月、さらに3ヶ月、そしてさらに……と一定の期間を区切りながら進めてまいりたいと考えます。
  数年にわたりひきこもりにある方を3ヶ月、半年で恢復・快調させることは正直困難です。

  カウンセリングの進捗について、わたしは「歯車を回す」という表現を使います。この歯車が錆び付いて他の歯車と噛んでいたり、無理に回すことで破損するおそれがある場合、無理をすることはできません。
  状態を見ながら少しずつ錆を落としたり、噛んでいる箇所をゆっくりと動かしてみたり、もしかしたら一回引きはがして型から作り直したりする必要があるかもしれません。
  わたしはそれなりの長距離を走り抜く伴走者となり、「もう伴走は必要ないな」となればご家族様に伴走のたすきをお渡しすることになるでしょう。

Q3  本人は部屋から出てきません。また、家族以外と話をするのを好みません。それでもカウンセリングは可能ですか?
A3  ご本人様とお話ができるのが最良と考えますが、無理に部屋に入る、部屋から出てきてもらう、執拗に部屋の外から話しかけるなどの強行はいたしません。
  それは、病人に「寝てないで起きろ!」と布団を剥がすようなものです。
  アトピーで敏感な肌をゴシゴシ洗うようなものです。

  まずはご家族様に対するカウンセリング➡️ご家族様からご本人様への投げ掛けをするかたちになるでしょう。
  その後、ご本人様とわたしとの間で信頼関係が築けたならば、手紙やメール、LINEなどのやり取り➡️対面でのカウンセリングに移行したいですね。
  なお、自立支援を謳い、本人の意に反して部屋や家から「引きずり出す」「集団生活をさせる」手法を取る団体がありますが、わたしは論外であると考えます。
  不快なこと、本人の意に反したことを強制してやらせても、結果は残りません。
  他人軸によって得た行動結果は、本人の納得・得心にならないことが脳科学的に認められています。
  メタ無意識論にもありますね。

Q4  ひきこもりを終えて就職できるようになりますか?
A4  家族とも没交渉だった、何年もひきこもっていたという方が数ヶ月カウンセリングを受けたからといって就職しバリバリ活躍するというのは難しいと思います。
  また、急激な環境の変化は危険です。無意識のうちにストレスを溜め、ネガティブに作用する恐れがあります。

Q5  和龍さんのような公的な資格を有しないカウンセラーにお任せするのは不安です。
A5  わたし自身も経験があるのですが、学校、市役所、保健所、医療機関などの公的機関は、相談をしてもワン オブ ゼム。多数の中の一人としてしか対応してくれないのです。
  公的機関の支援メニューはそれなりに整っており、信頼性は高く、有難いのですが「業務」として話を聞いてくれる以上の域を出ないことが多く、機関間の連携が薄いのが特徴です。
  このことから、親としては「もっと話を聞いてほしい」「とおり一編の話ではなく、もっと寄り添った対応をしてほしい」と思うことがしばしばあります。
  学校の先生、市役所、保健所の担当者、医療機関の医師はあくまで業務として対応しています。
  そして、一人の担当者が何十人もの相談事例を抱えているほか、公平性の観点からも一人の方に深入りはできないのです。

  また、支援が連携しておらず、◯◯は市役所で、□□の証明を△△で貰ったら××に提出するように……など手続きが細切れで煩雑です。
  だから専任のカウンセラーを探すことになるのですが、わたしは長らく市役所で勤務した経験から公的機関との連携について実務的なアドバイスをすることができます。
  その中で培った人脈も生きていることから、住民票や戸籍といった届出・証明書の取得関係、保険・医療の給付などの福祉の手続き関係にスムースに対応することができます。
  富裕層がプライベートドクターやプライベートバンクに相談をするようなものでしょうか。
  もしくは、プロアスリートが専属のトレーナーやメンターをつけることにも似ています。

  そのような中で長坂和龍にご興味をお持ち頂ければ幸いに存じますm(__)m

Q6  大づかみでいいのでカウンセリング料金を教えてください。
A6  はい。料金は気になりますよね。
  お金のことを尋ねるのは憚られるというか、聞いた以上は契約しなきゃいけないと思ってみたり……。
  なので、まずは体験カウンセリング(60分  10,000円)をお勧めします。
  カウンセリング方法や、その方向性、カウンセリング料金などについて、カウンセラー/クライアント様双方の理解に繋がります。
  その後継続カウンセリングに進まれる場合、詳しい料金をお伝えさせていただきます。
  カウンセリングの回数や手法等にもよりますが、常識的な金額であることは申し添えます。

Q7  対面カウンセリングを希望する場合、どこまで出向いていただけますか?
A7  プロフィールにありますとおり、わたしは埼玉県の在住です。
なので、埼玉県内、東京23区内、川崎市、横浜市、千葉市あたりまでが出張範囲となるでしょうか。