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前回の記事の続きです。
伏見稲荷大社に参詣した翌日、京都府北部にある綾部市を訪れました。

なぜ綾部市かと申しますと、わたしの父が綾部市の出身(と言うか、先祖代々現在の綾部市である旧志賀郷村の出身)でして、盆に暮れに父が帰省した際は和龍も綾部の家で過ごしました。
その綾部の家、和龍家のルーツをあらためて訪ねたかったのです。
なお、30年ほど前に祖父母が亡くなってからは綾部の家に住む者はありませんでした。
それでも、大阪に住む伯父が綾部に通って家と田畑を維持していたのですが、高齢のためそれも難しくなり、5年ほど前に家と田畑を売ってしまいました。
その際、伯父に「和龍くんが継いでくれんかのぉ」とお願いされたのですが、埼玉と京都では距離がありすぎ「とても管理できません」と断ったのです。

そして昨年、代々のお墓も「墓終い」して大阪の地に改葬しましたので、まさに痕跡を訪ねるだけの旅になります。
和龍のルーツが埋もれていくような寂しさや焦りがこの旅に掻き立てたのかもしれません。
それともご先祖様に呼ばれたのか……。

京都駅から山陰本線の特急で綾部を目指します。
自由席の乗車率、60%くらいでしょうか。
日曜日の下り列車としてはまずまずなのでしょうか?
(停車駅:京都➡️二条➡️亀岡➡️園部➡️綾部と約1時間の旅です)
綾部駅到着後は、北口にあるマツダでレンタカーを借りていざ志賀郷へ!

始めに家を訪れましたが、今はこの家を購入されたご家族がお住まいのため、写真撮影などは控えました。
家の前を歩いただけでしたが懐かしかったです☺️

そのまま家の前の道を進み裏山へ入ります。
田舎によくあるように、家の裏山にお墓がありました。
墓終いしたため墓石などは撤去されています。
寂しいなぁ……。

山を下りた後は志賀郷の北、金河内町にある阿須須伎神社へ。
和龍も小さい頃、年越しに歩いて訪れた記憶があります。

一つ目の鳥居をくぐり、
社殿までに二つの鳥居をくぐります。
鄙な地(失礼💦)に在って、格式を抱かせる神社です。
調べてみましたら、創建は6世紀末。現在の地に移ったのは713年とのこと。
悠久の歴史を刻んでいます。

境内はきれいに掃除されており、地元の方に大切にされていることが伝わってきました☺️

その後、綾部八幡宮へ向かいます。
綾部八幡宮は1177~82年、平重盛による勧請とあります。

綾部の中心部にあり、小高い丘から市街地を望む地にあります。
静寂で気の高い八幡様でした✨
八幡宮の境内だけ、そこに囲まれた空気が常に上昇下降しているようで、その「空」「気」に身を洗われました。

さて、午後も時間が進み帰途につかなくてはなりません。
14時59分発の特急で綾部を立ち、京都から新幹線のぞみで東京へ。
埼玉の自宅に着いたのは20時半💦  5時間半の旅でした。

埼玉県に住むわたしにとって綾部の地を訪れることはなかなか難しいのですが、心のふるさとであり、「何か」を感じるためにまた訪れたいと思います。