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煽動的なタイトルですが、内容はいたって真面目に綴りましたm(__)m
前回、前々回に続きモモンガさんとのカウンセリングのお話です。
煽動的なタイトルですが、内容はいたって真面目に綴りましたm(__)m
前回、前々回に続きモモンガさんとのカウンセリングのお話です。
モモンガさんは、これまで異性とのお付き合いの経験がない、男性経験がないというところから、そもそも「性的経験は必要ですか?」「日常生活で性交渉って必要でしょうか?」という深遠な問いを受けるに至りました。
洋の東西を問わず、太古の昔から続く永遠のテーマですね。
紫式部やシェイクスピアが男女の情愛をどのように考え作品を著したのか。フロイトやユングはリビドーをどう捉えていたのか。興味は尽きないところです。
和龍は、小倉百人一首43番、権中納言敦忠の、
逢ひみての のちの心に くらぶれば 昔はなにを 思はざりけり
(契りを交わした後の 今の気持ちに比べれば 昔の想いなど ないに等しい)
という和歌が好きです。
さて、モモンガさんです。
モモンガさんは、今エネルギーが満ちている状態ですね。
カウンセリングによって内在していたエネルギーが認識され、それが外に出たがっています。
これはとてもいい状態です。
モモンガさんが感じていたモヤモヤがかたちになり、自分の歯車を自ら回そうとしているのですから!
さて、性的経験の必要性ですね。
一時期、社会学の視点から「中年童貞」「中年処女」という言葉が流布しました。
身もフタもない言葉ですが、特に「中年童貞」に類する方のコミュニケーション能力や社会適合性について触れていました。
和龍はセンシティブな例から帰納的に結論づけているなぁ、と読んだのを覚えています。
はっきり言って「セックスしたことがあるかどうか」なんて社会生活を送るうえでまったく関係ありません。
◯歳までに異性経験がない人の割合は◯%といった統計もありますが、意味がないので触れませんm(__)m
一人ひとりが「自分を生きる」うえで必要ないからです。
性的経験がないことがその人をつくるのではなく、性的経験がないことを「意識している」ことがその人をつくっている、これを認識しておいてください。
で、いきなり結論になりますが、性的経験の必要性をどう考えるかはモモンガさんが自身で得心するしかありません。
カウンセリングでも結構ですし、古今東西の書物や絵画、音楽などイマジネーションを刺激するものに触れ、モモンガさん自身でインスパイアするしか真の得心はないと思います。
性は人類にとって永遠不変のテーマです。古今東西の文豪や画家、音楽家などがそれを表現しようとしてきました。これに触れることは得心するに近づくうえで有意であると思います。
余談ですが宮沢賢治、ミケランジェロ、ガウディ、ベートーベンは生涯女性経験がなかったと言われています(異説あり)。
そんなことを意識して偉人たちの作品を鑑賞するのも、何か考えるものがあるかもしれませんね。
続いて、日常生活での性交渉の必要性ですね。
これまた、週に◯回とか、月に◯回とかといった統計はまったく意味がありません。
正直くだらないなーと思います。セックスという極めて個人的な営みに対して「回数」とか「平均」とか統計処理して何の意味があるのでしょうか?
話は逸れますが、和龍が知っている方で「夫との性交渉が苦痛」という方はけっこういらっしゃいます。
理由は「痛い」からだそうで……。
また、別の方は「夫との性交渉で『気持ちいい』なんて感じたことがない」そうです。
こういったご夫婦もある中、週に◯回です、月に◯回ですって言われてもナンセンスですよね。
……話を戻しましょう。
そんなこんなですが、和龍は「セックスはあった方が人生は豊かである」とは思います。
セックスの時って、ただただ気持ちよさに没入しており、雑事雑念がまったくない状態にあります。
日常のストレスや煩事から離れ、快感だけに身を委ねられるひととき。
そんな時間って他にあるでしょうか?
この時間、日常の煩悶をリセットするために極めて有意であります。
ストレスフルな現代社会において、心身を満たすセックスの時間ってとても大切だと思うのです。
企業経営者や大企業幹部などビジネスエリートと呼ばれる人たちはセックスの機会に恵まれていると言われています。
それは、単にモテるとかお金があるとかではなく、バイタリティが溢れており、質の高いセックスの必要性を認識し、その時間を大切にしているのだと考えます。
「英雄 色を好む」という言葉もありますね。
大好きな人と肌を合わせ、二人で快楽を得るひとときは人生を豊かにすると断言します。
そして先に触れた、書物や絵画、音楽などを感じる力、人の機微を感じたり、コミュニケーション能力の向上に資することは間違いありません。
単なる「性交渉は必要か?」という問いは無機質です。
無機質な問いを超えて、聡明で理知的、そして真面目なモモンガさんの人生が今後より有機で豊潤なものでありますよう願ってやみません。