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「奥山に猫またといふものありて」は、鎌倉時代の随筆『徒然草』第89段のタイトルです。
(高校生の娘の教科書。おっ「猫また」だ、と懐かしくてつい読み入ってしまいました)

お話は、猫またという化け物を怖がるばかりに、疑心暗鬼にとらわれた僧の滑稽さを描いたものです。

【現代語訳(かなり意約)】
奥山に猫またという化け物がいるのだが、山でなくても町にもいるよ、と人は言う。
この話を聞いたある僧侶。ある日連歌の会で遅くなり、ひとり家に帰ることになった。
怖いなぁ……なんて思いながら歩いていると、小川の端で何かに飛びつかれた。
それは足下にいたかと思うと首に噛みついてくる!
驚いて腰が抜け、フラフラと小川に落ちる僧侶。
「助けてくれー、猫まただ、猫まただー!」と叫ぶと、
「何だなんだ?」と回りの家々から人が出てきて松明を灯してくれた。
でも、よく見たら。
飛びついてきたのは猫またではなくて、僧侶が飼っている犬でした。

チャンチャン🎵

なんてお話。

娘に「もう『猫また』は習った?」と聞いてみたところ、「やったよ☺️」とのこと。
お勉強の方はかなりあやしい娘。ちゃんと理解しているのかなぁ……と思い「じゃ、ちょっとあらすじを教えてくれ」と話を向けてみました。

すると……、

【高校生の娘訳】
猫またってお化けがいるのね。
お坊さんが何かで遅くなって、夜ひとりで「マジかぁー」って歩いてたら何か来て噛みつくの。
ビックリしたお坊さんは池ポチャして「助けてー」って言って、他の人がワーって見たら、そのお坊さんのペットでした💓って人騒がせな話。

だそうです……💧

…………まぁ、いいか。
…………いいよ、それで💧  なんて思う午後です。

(この記事、車の中で書いています。車の中暑っっっ💦)