本日もわたしのブログをご訪問いただきありがとうございます。

新型コロナウイルスに係る対策と給付金給付のドタバタが収まりませんね。
いつも思うのは、日本の政治決定は「To late To small」(遅すぎて、小さすぎる)ということです。

「To late To small」とは、1990年に起こった湾岸戦争の際、アメリカが日本に突き付けた一言だったと記憶しています。
1990年8月、イラクがクウェートに突如侵攻したことに対し、アメリカとイギリスを中心とした多国籍軍がこれに応戦、約半年間の戦争となりました。
その際、日本は130億ドル(約1兆2~3000億円)という巨額の拠出をしながら貢献が認められなかったばかりか、戦後クウェートが発した謝意の対象国に日本が含まれなかったという信じがたい結果を招きました。

なぜか。

日本は「結果として」130億ドルを拠出するのですが、当初は10億ドル。追加で10億ドル。
と小出しにしているうちに、アメリカから「ケタが違うだろ💢」と恫喝されたのです。
で、ようやく90億ドルというまとまった額を拠出し、それから為替の目減り分で◯億ドル、それから……というようにセコく五月雨式に拠出していったのです。

これがいかに愚作であったかは論をまたないところです。

もちろん巨額の戦費を拠出することの賛否を問うとともに、予算計上及び執行上の適法性等について逐一確認しなければなりません。

しかし、平時にあっては行政府(役所・役人)が粛々と事務を執るものですが、非常時にあっては立法府(国会・政治家)が先んじて指揮を取らなくてはならないでしょう。

そのための立法府ではないでしょうか。

仮にですが、今回の「1人10万円」が「1人30万円」だったらどうでしょうか。
10万円では生活費の中で何となく消えてしまう額ですが、30万円ともなるとインパクトが大きいのでは。
夫婦で60万円、夫婦と子ども1人で90万円、子ども2人なら120万円!となれば「国も思いきったなぁ」「コロナが収まったら何か買おうか。旅行にでも行こうか」という気持ちになる人も多いんじゃないかなぁ、なんて思うのです。

今回の新型コロナウイルス対策や給付金騒動にあたり、大山鳴動鼠一匹、To small To late So nothingにならないよう祈るばかりです。