7月30日は小説家・谷崎 潤一郎の命日。
(明治19年7月24日 ~ 昭和40年7月30日)
■明治末期から第二次世界大戦後の昭和中期まで、
戦中・戦後の一時期を除き終生旺盛な執筆活動を
続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。
近代日本文学を代表する小説家の一人。
■「女性崇拝」を一生書き続けた人。
1958年と1960年から1964年まで
6回にわたって連続してノーベル文学賞の候補に
なり続けた。
■昭和天皇は谷崎潤一郎の代表的作品・長編『細雪』
を読了されたことで知られる。
<代表作品>
『刺青』(籾山書店、1911年)
『痴人の愛』(改造社、1925年)
『蓼喰ふ虫』(改造社、1929年)
『卍』(改造社、1931年)
『春琴抄』(創元社、1933年)
『文章読本』(中央公論社、1934年)
『猫と庄造と二人のをんな』(創元社、1937年)
『潤一郎訳源氏物語』〈全26巻〉
(中央公論社 1939年-1941年)
『陰翳礼讃』(創元社、1939年)
『細雪 上巻』(私家版、1944年)
『細雪 上巻』(中央公論社、1946年)
『細雪 中巻』(中央公論社、1947年)
『細雪 下巻』(中央公論社、1948年)
『細雪 全巻』(中央公論社、1949年)
『少将滋幹の母』(毎日新聞社、1950年)
『潤一郎新訳源氏物語』〈全12巻〉
(中央公論社 1951年)
『鍵』(中央公論社、1956年)
『夢の浮橋』(中央公論社、1960年)
『三つの場合』(中央公論社、1961年)
『瘋癲老人日記』(中央公論社、1962年)
『台所太平記』(中央公論社、1963年)
『谷崎潤一郎新々訳源氏物語』〈全10巻 別巻1〉
(中央公論社 1964年11月-1965年10月)
『少年』(中央公論社、1970年)
初期は耽美主義の一派とされ、過剰なほどの女性愛
やマゾヒズムなどのスキャンダラスな文脈で
語られることが少なくないが、その作風や題材、
文体・表現は生涯にわたって様々に変遷した。
漢語や雅語から俗語や方言までを使いこなす端麗な
文章と、作品ごとにがらりと変わる巧みな語り口が
特徴。
『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』など情痴や時代風俗
などのテーマを扱う通俗性と、
文体や形式における芸術性を高いレベルで融和させた
純文学の秀作によって世評高く、「文豪」「大谷崎」
と絶賛された。
その一方、今日のミステリー・サスペンスの先駆的作品、
活劇的な歴史小説、口伝・説話調の幻想譚、果ては
グロテスクなブラックユーモアなど、娯楽的なジャンル
においても多く佳作を残している。
ねえねえ、谷崎の「女性崇拝」文学は
彼の私生活から来ているんでしょう?
その辺の深いところを知りたいわ。
深いところ、って言われても・・・・・
ボクにそんなこと分かるはずないよ・・・・・
なら、コバジュンに聞いてみようか・・・・
あの人、案外その辺のウラ話に詳しいらしいよ。
そうかなあ・・・・・
(つづく)
(注)来歴等に関する出典はWikipedia他
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