冬瓜の煮物が食べたい
お野菜が食べたい
そんな、息子の彼女の
素直な希望を頂く

冬瓜の煮物が好きとは
不思議な感じ
何故?と聞いてみた
息子が家のは美味しいと
自慢話していたそうな

娘婿どのが冬瓜の煮物好き
は知っていた
おばあちゃんっ子だった

息子の冬瓜煮物好きは
知らなかった

そんなこんなで
おもてなし準備開始
フル回転の頭と
フル回転の老体

『ただいま』
と彼女の第一声

その一言でさらなる
おもてなしに加速つく

二人には、食べれない夫の
かわりに
沢山食べてほしいと思う
心境に辿り着く