言われたら本当に
着る服なんてあるから


言われて当たり前


これからは
洋服を見ない買わない



いつかみたいに
スーパーも
街中も
怖い場所になって



いつかみたいに
何も買えなくなる



欲しかったワンピースは

買わない


もう思い出さない

好きだった色も形も
あの手触りも

忘れた


これからも


私の好き


無くなった


好きな洋服やアクセサリーの話をする
友達も要らない


どこにも行かないから
要らない


行くところが無いんだった事


忘れてた




買い物が出来なくなった私

食品のスーパーは
どうしよう?!


ドキドキしても
メモして
 急いで買って帰ればいい?!



手が震えたら
店員さんにお財布から
お金を出して貰えば大丈夫!



とても簡単な事だよね



少し前から
お昼の安定剤を飲み始めたの
安定剤は嫌だったけれど



街に行って


気晴らしに
好きな洋服屋さんに行って


可愛いい洋服見て
この色好きだな…
この形好きだな…

とか思って楽しんで
どうしても
どうしても欲しければ
買おうか?

なんて思っていたけれど



買わなかった


「着る服あるんじゃない?」



そうだよね



当たり前なの



着る服あるの



だから

私は買っちゃダメ

頭の中でループする

ダメダメダメダメ

延々とループする

買っちゃダメ
買っちゃダメ



またいつかみたいに
買えない病気に
なるの?


もうなってしまったの?



怖い…



助けて…



お薬効いてくれるかな?



もう少しお薬の量を増やしてみる?




責めて
スーパーで食品くらいは
買えるようにならないと



ドキドキ震えても



買わないと




私の仕事


頑張らないと



頭の中の声は



スーパーの中では
空耳で



頭の中の声も
空耳



家まで頑張れる!


大丈夫


大丈夫



いつかみたいにならないから



こんな風になったのは

私が悪いから





自分で頑張らないと