私の理想の男

男は、何かを思い出した様に急に小屋に篭り
汗を流しながら粘土を練り

形をつくり轆轤を回す
何度も 何個も 作る

私は、小屋の窓からそんな男を見て

気付かれ無い様に、そっと おにぎりを置く

男は、いつのまにか釜に行き 焼き始める
寝ずに 釜を見つめる
朝、私は出来上がった器を見て 静かに男に寄り添って 微笑む

先日、妹と息子に話したら、笑われた。

轆轤の男は、例えばの話しなんだよ!

私が好きなのは、物を作りあげる男の人!
ひとつの事に夢中になれる純粋な心を持ってる人。

それが芸術家と言うのかは解らないけれど…

必死に作る
必死に書く
必死に話す

出来た器を気に入らないと壊したり
書いた原稿を 違うな?と破いたり(これは私もやる)

一生懸命に生きてる人が私が好きな人

しかし
遊ぶ時は遊ぶ

そのギャップがたまらない

私の理想の男