神田沙也加さんの死をうけて、
「生きていれば辛いこともありますが、必ず良いこともありますからね」と、さらっと言った、東山さん。
何を根拠に、他者の人生の未来について、「必ず良いこともありますからね」と言えるのでしょう?
体が捻れるくらいに苦しんでるときにその言葉は、何の救いにもならない薄っぺらい無責任はつげんでしかありません。
身も蓋もないような悲惨な人生を味わっている人も、いるんです。
そもそも。
人生、何があるか、何が起こるか、
ではなくて、
その人がその事象をどう感じるか、
なんですよ。
同じ出来事を共に経験しても、
さらっと割りきれる人もいれば、
その事で何年も苦しむ人もいるのです。
「生きていれば良いことがある」
なんて言葉は、自分以外の人に言うには、あまりにも無責任すぎるし、人生を軽んじていると、私は思います。