プロローグ ~参
戦争が一時終結した後の、トトミアの様子である。
長年にわたる力の行使で、ディゴルの肉体はもうボロボロであった。
腕の一本さえも上がらないディゴルは床に伏せ、部下たちにの心配に囲まれながら、王国軍の撤退を聞いた。
喜びはしたものの、彼は王国軍が再び攻め込んでくることを感じていたらしい。
そして、自分の命がそれまでもたないことも悟っていた。
彼はこのことを皆に話した。
もし、また王国軍が攻めてくるようなことがあれば、直ちに降伏するか、隣国に逃げること。
決して戦おうとはしてはいけない。
そして。
ディゴルはトトミアから発掘された美しい玉に彼の力と魂の一部を封印し、息絶えた。
トトミアは、悲しみにくれた。
しかし、そんなことは露知らず、自分の将軍生命のかかったダドゥーの大砲『大望』は四十日目にして、無情にも悲しみにあふれたトトミアに襲いかかった。
トトミアはほぼ壊滅。
美しかった緑豊かな渓流は一瞬にして荒地へと姿を変えた。
自生していたトトの大半は爆風によって吹き飛ばされ、運良く残ったトトもあたりに充満した負の空気によって力が薄れた。
ディゴルの力を封じた玉もその守人とともに失われたように思えた。
長年に渡るトトミアと正規王国との戦いはこうして、終わった。
意外にあっけない終焉だったのかもしれない。
しかし、その裏には我々の知らない数多くの陰謀や欲望、希望でさえもが渦巻いていたに違いない。
そのことを知る者は、今や一握りの選ばれた者のみ。
残された荒野はまた新たな革命を生むきっかけになる。
すでに、それが一度起こったことは、歴史が証明している。
このことも、いずれお話しするときがくるでしょう。
ダドゥーとディゴルの巻き起こした『晩年の大戦争』から千年。
長い年月がたった。
太古から王族に伝わる古文書によると、大戦争から数年であのトトミアと戦った王国は滅亡したという。
そして、滅亡とともに新たな国家が建国された。
今日の文献に『迎春の革命』と呼ばれる建国は滅亡した国の王女トルアが初代国王となっている。
それが、今日まで続く、新ルズミラ王国である。
一方、壊滅後のトトミアは。
一説には、その末裔は今もまだ、生き残っていて、世をさまよっている、とか、トトミアに隠れていて近づくものがいれば呪ってしまう、とか、ルズミラ人と混血した、とか、好きなように言われている。
ただ、国民たちは極端に色白で、漆黒の髪を見たら、こう呼んでのけものにした。
『トトの末裔 ―――破滅、災いを呼ぶ子』
時の流れが刻んだ歴史の風評は、トトミアを敵にした。
~終焉、その後
――――――――反省
やばっ…orz
予定なんて立ててなかったけど、
確実に暴走している……!!!
誰か…私に想像力と文才を~^^;
ここまで読んでくださった方、ありがとうございましたm(__)m
次回もよろしくお願いします^^
コメントまってます!