タイトル 「天使の羽」 915 | 可愛い君に愛を囁きたい

可愛い君に愛を囁きたい

みぃたんと忍者たなかーず


 鈴音もスケートクラブのメンバーと


 一緒に、応援を送っていた。


 歓喜の渦の中、テレビカメラが


 鈴音の様子をとらえていた。


 インタビュアーが鈴音にマイクを向けた。


「本当にかっこいいです。


 昔っから好きだったのに、


 さらに好きになってしまいました」


 鈴音は興奮のあまり、


 ついつい本音を語ってしまった。


「それは告白ととっていいですか?」


 そう言われて、初めて自分が


 何を叫んだか、気がついた。


 鈴音は耳まで真っ赤になった。


「違います、違います」


 鈴音は必死で否定したが、


 その部分はカットされて


 全国放送のニュースで流された。