タイトル 「天使の羽」 650「へえー、すごいね」 なんか鈴音は恥ずかしかった。「僕だって跳ぶの むつかしいのに……」 鈴音は翔太に誉められて、 嬉しさで体が ジワッと暖かくなった。 「真っ赤だよ、鈴ねえ」 鈴音は顔が熱かった。「見て、すごい羽!」 沙希はひなたの方を見て、微笑んだ。 鈴音の羽がさらに光を放っていた。