タイトル 「天使の羽」 645 本当はもっと嬉しいはずなのに。 鈴音は少し冷静になっていた。「そっかー、跳べたんだ」 沙希は同じことを 何度も何度も、 そう呟いてる。「でさ、沙希ちゃんなんだけど、 足はどう?」 鈴音はひなたに聞いた。「かなり回復してるよ」