タイトル 「天使の羽」 657そして鈴音と一緒に、翔太は希望の明日へ旅立った。ひなたはそんな翔太を見ながら、少しだけセンチメンタルな気分になった。明日から病院に来ても、翔太はいないのだ。 当たり前だったことが、 明日から当たり前じゃなくなるのだ。 恋心を飲み込んで、 ひなたは翔太の背中を見送った。