タイトル 「天使の羽」 824「じゃあ、鈴音もばっちりきめて、 翔太さんの背中、 押してやんなきゃ」「そ、そうだね……」 そうだ、私がちゃんと演技をしたら、 翔太だって、気分よく、フリーに迎える。 鈴音の背中には 羽がはえてるかのように、 体が軽かった。 演技は完璧だった。